189

今日は夏目漱石の命日です。毎年書いていると思いますが、49歳で亡くなりました。今で思うととても若いです。胃潰瘍による出血が直接の原因でしょう。



朝日新聞に「明暗」を連載中で189という回数を示す数字を原稿用紙の右肩に書いて、そのまま机に突っ伏して苦しんでいたらしい。私も去年、胃潰瘍の出血を経験しましたが苦しいなんてものではありません。床をのたうって転げ回るしかありませんでした。脳貧血で立ち上がれません。胸がなんとも不快で、心筋梗塞かな、と思いましたが痛いというよりも不快なのです。漱石の苦しみはよく判ります。



漱石は何度も胃潰瘍を繰り返していますから、病気のことはよく知っていたはずですが、食養生ができなかったといろんな文献に書かれています。好きなものには目がなく、自制心が働かなかったとか。私も脂っこい天ぷらや濃いコーヒーなどが好きなんですが、今のところは控えています。



よく考えると漱石は子沢山でしたが孫の顔を見ずに死んでいますから、私は二人も見れて幸せだと思うのです。節制することも少しずつ緩めても良いかも。



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