寒がり

昨日書いた太宰と志賀直哉の大喧嘩の元は、志賀直哉がある座談会で太宰の「斜陽」や他の小説を上から目線でけなしたのにあります。太宰の言いたかったことは、小説家はもっと謙虚であるべきだということだったと思います。



まあ、志賀直哉にしても、若い頃から偉そうだったわけでもありません。年齢が少しづつ、元からあった尊大さをむき出しにしてきたのだと思います。



彼が若い頃編集した「白樺」の編集後記には、吹き出すようなことを書いています。彼は若い時分から寒がりで、その編集後記には、寒い朝などは大女を探してきて、その背中にねんねこで背負われていたい、11時位にはそこから抜け出るから別にいいだろう、などと書いています。



また、別の後記には、友達の家などに行って帰るときに雪など降ってきたら嫌だ、帰りたくない、そういう時には温かい布団に寝たままで担いで帰ってくれるカゴみたいなのがあったら良い、なんてことも書いています。



これらはかなり本気で書いているから面白いです。そういえば、戦後の志賀直哉の写真には室内なのに襟巻きをしているのが多いです。他の人達は普通にしてますから、彼だけ目立っています。



やっぱり寒がりは死ぬまで続いたんでしょうね。



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啖呵

昨日、太宰治のことを書きましたが、太宰といえば私は志賀直哉を思い浮かべます。太宰が最晩年、志賀に対して捨て身のような喧嘩を売ったことは有名です。容貌への非難、戦争協力に対する非難、小説の書き方への非難、言葉遣いへの非難、出自への非難など、あらゆることに絡んで絡みまくりました。



散々愚弄する言葉を書き並べた挙げ句、志賀が小説の中で「お殺せなさいますの」という言葉遣いをしたのを取り上げて、「太宰などお殺せなさいますの?売り言葉に買い言葉、いくらでも書くつもり」と尻をまくったようなタンカで締めくくっています。これを発表してまもなく、太宰は心中を遂げたのでした。



私はこれを読んだ時、議論の当否はともかく、太宰の見事な言葉の操り方、ネチネチした悪口に唖然としたことを覚えています。それでもなお、太宰の方に味方したい気持ちを今でも捨てかねているのです。



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司馬さん

昨日8月7日は司馬遼太郎の誕生日でした。1923年生まれですから、ちょうど生誕100年になります。大阪外大のモンゴル語専攻を卒業して軍隊にゆき、戦後は小さな新聞社を渡り歩いて、その当時から書き始められたそうです。



その後産経新聞に入社して、「名言随筆・サラリーマン」を本名の福田定一で処女出版。結構売れたみたいで、当店にあるのは第3版です。その後、「梟の城」で直木賞を受賞してからは多くの作品を書き、皆さんご存知の、国民的作家となりました。その生誕100年を記念するような催しがされたのかは分かりませんが、発行部数が全部で2億部を超えているそうですから、すごいですね。現在の人口で考えても、赤ちゃんも含めて、大体一人に2冊の割合で買ってることになります。



ですから、どのお家に買取にお伺いしても、彼の作品がないことはまあありません。かなりの割合で彼の本は大切にされていると見て良いでしょう。ただ、そうなると古本屋にとっては彼の本は、よほど特殊なもの以外は空気みたいな感じになって、つまりお金を払いにくい状況になっています。



大切に読まれることをお勧めします。私も彼の随筆などはじっくり読みたいと思っています。



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作家二人

今日7月24日は谷崎潤一郎の誕生日です。同時に芥川龍之介の命日でもあります。



このお二人、You Tube上で動いている姿が見れます。谷崎の方は1965年に亡くなっていますからテレビにも出演していて、その録画がアップされています。驚いたというか意外だったのは、その声が甲高くて喋り方も早く、ちょっと芸人っぽかったことです。いかにも江戸っ子です。顔のイメージでは何となく低音で重く喋るみたいな気がしていましたからびっくり。



芥川の方は、改造社が文学全集を出すのでその宣伝にいろんな作家をサイレントでフィルムに撮り、講演会などで映写したのですが、それに彼も入っていました。芥川は煙草をくわえてふかしている超アップの顔や、自宅の庭の木に登って屋根に乗り移って歩く姿が残っています。ちょっと不気味です。



一見の価値があります。



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一家で

今日は幸田露伴の誕生日です。今はもう読む人もめっきり減ったと思いますが、彼が亡くなった時には、政府内で国葬の話も持ち上がったほどの明治の大文豪でした。彼の兄弟姉妹はすべてひとかどの人物で、軍人、探検家(郡司成忠)として、歴史学者(幸田成友)として、そしてクラシックの演奏家、教育者(幸田延、安藤幸)としてそれぞれが各界を牽引しました。



露伴の家族からも文筆家が続きました。一人娘の文は父露伴の思い出を書いて随筆家として世に出て、小説も書き、奈良法輪寺の三重塔の再建に携わるなどと幅広く活躍しました。父親と同じく岩波書店から全24冊の全集が出版されました。ちなみに露伴全集は全44冊でした。どちらも大したものです。



幸田文さんの一人娘が青木玉さんで、この人も名随筆家です、10冊の著作を出版し、そのすべてが文庫化されています。その娘さんが同じく随筆家の青木奈緒さんで、8冊の著作をものされています。語学堪能で翻訳もされています。



すごいですね。直系の家族だけで膨大な著作量です。ギネス級かも。



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