本は少し待って

今回の能登半島地震には全国から支援の手が差し伸べられています。古本屋がふと思いつくのは、本を送らせてもらったらどうかということですが、今回、図書館やいろんな団体が合同で、本は送らないようにしようと呼びかけているそうです。



東日本大震災の時、本がたくさん送られてきたそうですが、結局有効に利用できなかったという経験があるからです。つまり、本というものは手数がかかるのです。そして場所を取って重い。取り扱いに困るのです。



本を送るなら、図書館一軒分くらい、それとそれに従事するスタッフと恒久的な置き場を用意するくらいでないと意味がないようです。本だけ送られるのははっきり言って迷惑。確かににそうですね。



災害のさなかにあってありがたいもの、それは何より、寄り添う気持ちでしょう。



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