また出ている

今、私の横にはお客様からのご依頼で引き取ってきた月刊誌「レコード芸術」が10冊ほど積み重なっています。これが売れないんですよね。でも下手に手を出すとつい読んでしまって時間が溶けてゆくので、めったに開くことはできません。



1952年に創刊されて2023年の6月に休刊された雑誌です。私が最もよく読んだのは高校時代から大学時代にかけて、1970年代のクラシックLP全盛時代です。当時は新録音も沢山出ていましたから、広告の量も半端ではなく、今私の横にある休刊直前のものの倍の厚さはあったでしょう。400頁は軽く超えていたと思います。



その厚かった雑誌を、広告も含めて隅々まで読んで飽きなかったという友人がいます。私も負けません。当時の表紙のいくつかは今でも鮮明に覚えています。この雑誌の休刊が決まった時、惜しむ声が多く聞かれました。それに応えるように、今は「レコード芸術 on-line」が配信されているようです。



でも、当時のレコード会社のイメージカラーが決まっていた広告ページが、雑誌の半分を占めていたあの分厚い雑誌「レコード芸術」とは全く別物でしょう。読んでみたいとはあまり思いません。



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四天王寺初日でした

昨日は四天王寺秋の大古本祭り初日でした。気温もちょうどよく、太陽も少しのぞいて、絶好の古本日和でした。午前10時の開場とともにどこかで時間を過ごされていた古書愛好家のお客様が次々とお目当てのお店のテントに吸い込まれてゆきます。



閉場の午後5時ころまで、広い境内はお客様があふれるようでした。外人旅行客は今年の4月よりは少なめでした。各店、旅行客に喜ばれそうな浮世絵や、和服などを沢山目に付くように並べていましたが、今日からを期待しましょう。



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登山禁止

1944年の今日、6月23日に昭和新山が噴火しました。何もなかった畑が以前から少しづつ隆起して、この日に火山になったわけです。近くの郵便局長の三松さんが毎日定点観測をして火山の成長を記録したのが、世界的にも貴重な地学資料として知られています。手塚治虫さんも漫画化しています。





どうも場所は私有地だったそうで、今でも昭和新山は所有者がいるとのことです。先に書いた三松さんの縁者という事です。広い土地を持っている富豪はいくらもいるでしょうが、火山を持っているというのは珍しいのでは、と思います。



昭和新山は地名でもあり、郵便番号もついています。ただし登山はできないそうです。



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2025年6月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古本 大阪 買取 雑感

桜桃

今日は太宰治の誕生日であり、奇しくも彼の遺体の発見日でもあります。1948年の今日、玉川上水で心中相手とともに見つかりました。梅雨の雨が降りしきっていた日だったそうです。以後、6月19日は彼の作品にちなんで「桜桃忌」と名付けられて、文学者の忌日としては最も有名な日となっています。



文学作品が読まれなくなって久しいといわれていますが、太宰治と三島由紀夫は別格で、二人とも古書価は確実に上がってきています。自筆もの等は漱石あたりよりも高いといえるでしょう。



三島由紀夫は生前、太宰治を意識していて、太宰と会った時に「あなたの文学は嫌いです」と言い放ったことは有名です。



その二人が並んで古書業界でもてはやされているのは皮肉ですね。



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あの頃、聴いた

100年前の今日、ポール・モーリアが生まれています。戦後に生まれて高度成長時代に育った人にとってリアルタイムで親しんだムード音楽、ポップスの作曲家、指揮者でした。



「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」そして手品のバックミュージックの定番「オリーブの首飾り」などなど、どれも軽快でいながら情感があり、チェンバロの響きが新鮮でした。



これらの曲を同時代に聞いたであろう大阪のご同業の方々の悲しい知らせが、昨年暮れから続きました。そして昨日もまた。



心からご冥福をお祈りせずにおれません。せつなく寂しいです。



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