オペラのスコアは難しい
今日は豊書会の3000円市でした。
良質の音楽書が沢山出品されていましたが、残念ながら3口しか落札できませんでした。良い音楽書の人気は高いのです。
私が落とした口のひとつは、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」「インテルメッツオ」「影のない女」のフル・スコア(ブージー&フォークス版)や、フィルハーモニア版のマーラーの交響曲全9曲のミニチュア・スコア、ブルックナーの交響曲全9曲の音楽之友社版ミニチュア・スコアなどを含み、かなり充実していました。
中でもシュトラウスのオペラのスコアは嬉しかったです。「ナクソス島のアリアドネ」はウィーンの国立歌劇場が1980年に来日公演した時、フェスティバル・ホールで聴いた演目でしたので、懐かしく少し中をのぞいてみました。
シュトラウスのオペラ作品の中では、比較的に小編成のオケ・パートですがそれでも全奏時には22段を使っていますので、素人が見ても判る筈はありません。「影のない女」に到っては33段のスコアです。
これを暗いオーケストラ・ピットの中で舞台の進行や、オーケストラのバランスに注意しながら指揮する能力ってすごいですね。
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2012年4月2日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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