雑草の季節
そろそろ雑草の季節になってきました。
「雑草」と言う草は無い、とは昭和天皇の名言ですが、我々素人の目には、空き地や庭の片隅に溢れてくる緑の植物は、雑草としか見えません。
いっとき、雑草の代名詞のように言われていた「セイタカアワダチソウ」は輸出元のアメリカでは、ゴールデン・ロッド(黄金のムチ)と言われてなかなか人気のある品種だそうです。日本みたいに嫌わない。このセイタカ、実は特殊な物質を出して、周囲の植物を排除する特技があるとのことです。ひところ、日本の多くの空き地が、この大人の背ほどにも成長したセイタカ一色に覆われていました。繁殖力が強いのもムベなるかな。
ところが、よくしたものです。セイタカが出す排除物質が、実はセイタカ自身にも自己中毒を引き起こすというのです。するとどうなるか。最近のセイタカアワダチソウは小型になっています。その物質によって小型にならざるを得なかったのでしょう。おごれる平家久しからず。我が家の狭い庭のセイタカも、申し訳なさそうに小さく生えています。目の敵にして刈り取ろうと言う気を起させません。
実はこれもセイタカアワダチソウの生き残り戦略だったりして。
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2012年4月24日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:身辺雑記
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