爽やかな古書目録

一日置きくらいに古書目録が届けられたのは大分前のこと。最近はネットに押されてめっきり減りました。

でも、本の情報を本の形で届けられると、何とも言えない味わいがあります。

ディスプレイ上の映像や価格の数字からは響いてこない、掲載されている本の雰囲気がより感じられます。紙の事は紙に、本の事は本に聞け、でしょうか。

そうした事を鮮明に伝えてくれる古書目録が船出をしました。


「潮騒」 梁山泊 古典籍販売目録 第一号


清新な、潮の香りを漂わせる濃紺の表紙に、朝日のような橙色の表題が鮮やかです。

古典籍、及びそれに準ずる資料に特化した古書目録です。

といっても、重苦しさは無く、地の色がブルーの頁を挟む等、若々しく細やかなアクセントが心地よい。

梁山泊大阪店店長の島元草多さんの誠実な努力、静かな意欲が隅々にまで行き渡っています。

社会科学書や文芸書の分野では隠れもない梁山泊さん、初めての古典籍目録。

Bon Voyage!




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