朗々たる歌声
昨日買取させていただいた、ビクトローラという蓄音機。蓄音機の世界ではなかなかの名器という事で、音を聴きたくなりました。
針もピックアップ・アームに付いています。おっかなびっくり、手回しハンドルをぎりぎりと捲きあげて、家蔵の美空ひばりのSP「リンゴ追分」をターンテーブルにのせて針を落としました。
パチパチ音に続いて、笑えるようなスローモーな前奏、牛がのんびり鳴いているような低音の唄声。
ゼンマイの捲き上げ方が足りなかったようです。ハンドルをさらに捲いてもういいかと、再度トライ。
流れてきました!
聞き覚えのある軽快なテンポの前奏に続いて、ひばりちゃんの艶のある歌声が、サーという針音をかき分けるように朗々と聴こえます。針音はすぐに気にならなくなりますし、第一、音にボディーと艶があるのが、雑音皆無のCDの音との違いです。
単なるノスタルジーで片付けられない、蓄音機の音の力強さに、良さに耳を洗われました。
どうしよう?
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2013年10月8日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:音楽
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