自由な警官
推理小説が好きでよく読みました。
名探偵の推理の影になりがちですが、警察がよく描けているかどうかも、読後感に大きく作用すると思います。
エラリー・クイーンの国名シリーズの作品などでは、主人公のクイーンの父親はニューヨーク市警の警視で、クイーンの推理の過程で、抜きがたい働きをします。
シャーロック・ホームズ物でも、スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)は重要な存在感があります。
クリスティのポアロ物でも然り。
警察権力が主人公役では、シムノンのメグレ警部が有名です。クロフツのフレンチ警部物もありますね。
アメリカではエド・マクベインが書いた87分署シリーズが有名でしょう。
ただ、アメリカの警察組織はとても複雑なようで、それをよく理解していないと、とんでもない誤読をするらしいです。
そういえば先日、ラジオで、アメリカの警官は自分の非番の時にアルバイトが出来る、と聞いてびっくりしました。それも警官の制服を着て警察の拳銃携帯で、混雑整理や交通整理などのバイトをする警官が多いらしい。
自由というかなんというか、文化の違いでしょうね。
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2013年10月24日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:推理小説
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