鏡よ鏡
三角縁神獣鏡のレプリカを作って、鏡面をピカピカの鏡に仕上げて太陽を反射すると、背面の模様が浮かび上がると言う実験がされました。これを魔鏡現象と言うらしいですね。
古代の人々はこれを見れば、鏡のもつ魔性に驚き、それを持つ人間への畏怖、畏敬の念が起こっただろうと言われます。
私は、事はもっと単純だったと思います。鏡を持つ者は、人々に順番に鏡をのぞかせたと思います。そこに写るのは、見たことが無い(水鏡などに映る不安定な顔以外の)鮮明な自分の顔。すごい衝撃、魅力だったのではないか。
平伏させるに十分な力があったのでしょう。
動物、犬や猫に鏡をのぞかせると面白いです。乗り出して鼻をくっつけてのぞいています。自分では無いと感じているようです。大体彼らは、普段自分の顔を見ずして、どうして自分は猫であり、犬であると分かっているのでしょうかね。
太古の人たちも自分の顔を知らず、イケメンも美人も自分では分からない世界にいたのです。
双子も、似ているなどとは人が言うだけのことだったでしょう。
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2014年1月29日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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