たかが霧ですが

冬に多いですが、春や秋でも朝方に冷え込むと霧が立ち込めることがあります。交通に影響が出たりしますが、戦争時ではそれが大きな問題になります。



仲谷宇吉郎という、一昔前にはよく読まれた科学者がいました。彼が一般向けにやさしく書いた随筆などは教科書に載ったり入試問題に出たりしました。随筆家であり画家でもありますが、なにより雪の研究者として有名です。低温科学が専門ですから、戦時中は軍の依頼を受けて霧の研究もしていました。



その専門家の彼が、霧の研究ではイギリスがとても進んでいたと随筆に書いていました。そうです、ロンドンの霧はイギリスの代名詞ともなっています。第2次大戦中、ドイツ軍の重要地点を爆撃するため、作戦に従って爆撃機を離発着させないといけません。それを拒むのが名物の濃霧でした。



チャーチルが依頼して科学者たちがいろいろ考え、多くの実験した結果、滑走路を取り巻くように石油を噴霧できるパイプを設置して、その石油を燃やして空気を温めて霧を消すことに成功したそうです。結果は重大で、頻繁に出撃できることでドイツの降伏をかなり早めることができたという事です。



チャーチルが科学者やその実験を信頼したことが、そのような結果をもたらしたのです。規模的には大したことないかもしれませんが、科学によって一時的にせよ気候をコントロールしたわけです。冷静な科学的判断が彼の理性の根底にあったという事です。



この話は今、どこかの国の為政者に教訓として聞いてほしいような気がします。



古本 買取 堺市

タグ

歯医者さんへ

昨日は夕方から歯医者でした。春に診てもらってから、前歯の1枚の裏側が薄くはがれてきている気がしていたのです。何か固いものをかむと歯が折れやしないかと気になります。



診てもらうと、以前その個所に詰め物をしていたみたいで、それが剥がれ落ちたようです。知りませんでした。急遽新しく詰めてもらって1日で治療終了です。



早く気が付いてよかったです。年を取ると歯は特に大切にしないといけません。また来春、チェックに行きましょう。



古本 買取 熊取町

タグ

懸案が片付く

先日月曜日の古書会館での市会で仕入れた本達の中にちょっとうれしい本が混じっていました。筑摩書房刊の世界古典文学全集中の「老子 荘子」の巻です。



この全集は世界の主だった古典に限った全集で、1964年に刊行を始めて、この「老子 荘子」で約40年後にやっと完結したわけです。筑摩書房は時間のかかる全集を辛抱して完結させる事で有名です。「本居宣長全集」なども時間がかかったことでは指折りです。



この「老子 荘子」巻も註釈担当者が凝って、その挙句亡くなったので、他の人が引き継いだので時間がかかったそうです。私もこの巻以外は早くから揃えて持っていたのですが、この「老子 荘子」の巻だけが抜けていたのでした。「日本の古本屋」で探すと、出品はされているのですが、軒並み2万円前後しています。



手が出なかったのですが、今回無事安く入手出来て、何か懸案が片付いたような気分です。



古本 買取 泉佐野市

タグ

四天王寺第3日。

昨日は四天王寺秋の大古本祭り第3日目、会期折り返しに向かう大切な1日でした。ところが朝から天気はどんより。心配していた雨が午前11時頃から降り始め、かなりの降り方になりました。せっかく出足好調だったお客様もテントの中、お寺の待合所の軒下、極楽門の下などで雨宿りを余儀なくされました。



1時間ほどで少し小やみになりかけましたが、まだすっきりしません。あきらめて帰るお客様も大勢おられました。でも捨てる神あれば拾う神あり。この雨でも古本市はやっているか、とか、何時までしていますかというお問い合わせも多数あり、完全に雨が上がった午後3時半頃から閉場まで、古本探しの熱心なお客様で会場の雰囲気は明るいものになりました。



今日はお天気大丈夫と思います。お越しをお待ちしております。



古本 買取 堺市

タグ

末っ子

1925年の今日、作曲家の芥川也寸志さんが生まれています。生誕100年です。芥川龍之介の三男です。龍之介が自殺したのが1927年7月ですから、彼は満2歳になったばかり。ちなみに龍之介の長男で彼のお兄さん、俳優の芥川比呂志さんは1920年の3月に生まれていますから当時7歳、父親の記録もうっすら残っていたようですが、也寸志さんは父親の記憶は残っていなかったでしょう。



二人の間に多加志という兄弟がありましたが1945年にビルマで戦死しています。この人が最も父親に似て文学か絵画に進むかと思われていたそうです。芸術3兄弟です。



芥川也寸志さんは作曲家、指揮者、エッセイスト、司会者など幅広く活躍されました。大河ドラマの「赤穂浪士」のテーマ音楽でも知られています。父親の遺品のレコードで音楽に親しみ始めたといわれています。特にストラヴィンスキーの音楽に魅了されたらしいですが、芥川の遺品にあったのかは疑問がわきますが。



ともかくこの人と黛敏郎、團伊玖磨の3人がそろって日本のクラシック界に出てきた昭和20年代から30年代は飛ぶ鳥を落とす勢いだったそうです。作風も思想も後にははっきりと違いが際立ってきますが、当時は3人とも見栄えはする。弁は立つ、筆は立つで御三家みたいでしたね。



古本 買取 大阪市

タグ

2025年7月12日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古書 大阪 買取 音楽

このページの先頭へ