星の数ほど

ちょっと前、9月6日は作家の星新一の誕生日でした。今年は生誕100年という事で、未発表の原稿が発見されたり、その原稿や単行本未収録の作品、エッセイなどをまとめた新潮文庫が久しぶりに出るなど、愛読者にはうれしい事がありました。



私も中学、高校の頃から好んで彼の作品を楽しんできました。本も集めて、しかもかなり読みました。これは私にしては珍しいのです。集めるだけで読まないのが普通ですから。ほとんどの作品が次々と文庫になりましたので出たら買う、と言うのが習慣になっていたのでしょう。



何しろ作品が短いですから読む時の気持ちの負担が少ない。そしてあの無国籍、無表情な作品の感触がクセになるのです。そのような作品を1000以上、それこそ星の数ほども遺してくれました。若い頃に熱中して、かなり時間が経ちましたから、今読み返すと新たな気持ちになるかもしれません。



「ボッコちゃん」や「おーい でてこーい」、「処刑」以外は、ほぼ全部忘れてます。でも、俳句の世界では何千、何万句と作って、1句でも世の人の口にのぼせられれば大したものですから、星新一のヒット率は高いですね。



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おススメ百閒

時々読み返してみたくなるのが内田百閒です。初期の恐ろしい幻想味のある小説も良いのですが、中期の、借金まみれの生活を謹厳実直に、それでいながらユーモラスに描いた貧乏ばなしも捨てがたいです。



彼には食べ物の話の文庫本があります。中公文庫の「御馳走帖」です。色んな随筆集から食べ物に関する話が集められています。その中の「饗応」という随筆についてはこのブログでも何度か書きました。名品です。それ以外の文章もどれも捨てがたいのですが、読み残している文章も沢山あって、久しぶりにパラパラ読んでいると面白いのにぶつかりました。



内田百閒というと芸術院会員辞退騒動があります。芸術院会員に推挙されたが断ります。その理由を書いたメモを知人に託します。それが



「辞退申シタイ、ナゼカ、芸術院トイウ会ニハイルノガイヤナノデス、気ガ進マナイカラ、ナゼ気ガ進マナイカ、イヤダカラ、右ノ範囲内ノ繰リ返シダケデオスマセ下サイ」



これで通してくれというわけです。これに似た文章を見つけたのです。先に書いた本の中の「菊世界」という文章の中に



「うまいから、うまいのではなく、うまい、まづいは別として、うまいのである」



とありました。毎日、昼に食べているそばの味について書いたものです。分かったような分からないような、メビウスの輪みたいな文章ですね。



こんなじいさんと口げんかしたらどうなるのでしょうか。



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堺市南区へ出張買取

昨日は堺市南区へ出張買取にお伺いしました。以前お伺いしたお客様です。絵をお描きになるお客様で公募展にも何度も出品、入選されていて、今回も最近作を見せていただきました。田中一村を思わせるアダンの花を華麗に描いた作品、海岸の大きな圧倒的な岩の塊を精密な描写でけれんなく描いた力作などが特に印象的でした。



色んな展覧会の図録をたくさんお譲りいただきました。大切に次の方にバトンタッチさせていただきます。運び出しもお手伝いいただき助かりました。冷たいお茶を何杯もいただきごちそうさまでした。ありがとうございました。



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2026年7月26日 | コメント/トラックバック(0) |

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堺市で出張買取

昨日は午前中に堺市に買取にお伺いしました。鉄筋の立派なお宅です。たくさんの全集関係、法律関係、文庫本などをお譲りいただきました。大切に引き継がせていただきます。すべての搬出をお手伝いいただき、大変助かりした。ありがとうございました。



早速、その足で大阪古書組合まで走って来月の市会に搬入しました。取って返して熊取で助っ人さんを乗せて新家の倉庫で四天王寺の即売会の積み込みです。自宅にもよってもらい大量の均一本も積み込みました。



夜は四天王寺即売会の目録の抽選と荷造りしていたら今日になっていました。



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はえてきた

大阪市北区梅田のちょっと北でびっくり仰天の光景が昨日ありましたね。新御堂の高架下の地面から黒いぶっとい鉄管みたいなものがむくむくと垂直に伸びてきて、あわや新御堂を下から突き破らんばかりでした。





私は映像で初めて見た時、その物体を新御堂の高架を支えている支柱とばかり思っていました。それほど太いのです。実に摩訶不思議でしたね。新御堂もよく通りますし、その突き出たあたりも通ります。通行している車や人に実害がなくてほんとによかったですね。



時期が時期だけに地殻変動で押し出されたのか、と思ってしまいますが、そうではなく浮力がかかって滑るように押し上げられたのだそうです。



道路の下は不思議です。



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