九里丸、三亀松読みたいな。part2
さて、九里丸さんは大阪ミナミが地盤の東西屋さん(チンドン屋さん)の丹波屋栗丸の長男。商売敵のキタの東西屋さんが薩摩屋芋助といい、その娘に恋をします。ロミオとジュリエット。結局うまくゆきません。
即妙の話術がかわれて長じて吉本興業に加わってから、花月亭九里丸になります。お披露目の日、ジュリエットからも激励の花輪が届きます。名前ないけれどジュリエットかららしい。うれしく思います。
吉本の初代社長にかわいがられ、美人の恋人も紹介されたが、おもろい顔過ぎてと、結局逃げられました。ジュリエットに似た女だったので大ショック。気持も荒み、借金もかさんだ時に、社長が全部払ってくれた、そのおかげで死ぬ気になれて、薬を飲んだけれど結局喉をつぶしただけ。早口プラスつぶれた声で半分もお客にはわからないけども、愛嬌があって妙に人気が出ます。
そんな時、逃げた恋人が「あんたの子や」と言って、赤ん坊を押しつけてゆく。思い当たる節もある。
そのすぐ後に本当のジュリエットが「頼めた義理やないけど、この子、暫らく預かって。お父ちゃんのОK出るまで」と預けてゆく。花輪の恩義もあり、他人の赤ちゃんですが預かったが、何とその子はすぐに死んでしまいました。そして、九里丸の留守中にジュリエットが赤ちゃんを引き取りに来た際に、何もかも事情を知っている大家さんが、九里丸さんの子供をジュリエットに渡してしまいます。
後は次回に。
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2011年9月22日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |