名解説
11月30日は玉の海梅吉さんの誕生日です。と言っても、もう玉の海さんを知っている方は少なくなったと思います。力士で関脇まで行きましたが、土俵の上よりもテレビの相撲解説者としてなじまれました。
塩辛い声で大体が批判的解説。ユーモアがないわけでもなく、横綱同士の対決などで、すでに優勝が決まっているほうが何となく力を出さないで負けたりすると「麗しい友情ですな」などと言ったりしたそうです。
この人とよく似た味わいの解説者だった北の富士さんが先ごろ亡くなられました。病気を克服して、再びテレビやラジオでの解説を楽しみにしていましたが、残念です。大体、小兵の素早い相撲をひいきにしていたみたいでした。アナウンサーがつまらない質問をしては「はあ、なんでしたか?」などという受け答えがよくあり、ある意味アナウンサー泣かせでしたが、そこにある種の批評精神みたいなのが感じられました。
相撲史に残る名解説者二人でした。
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2024年11月30日 | コメント/トラックバック(0) |
ひいきのお相撲
5月18日は元大関の魁傑が亡くなった日です。2014年に亡くなりましたから没後10年です。現役時代、私は魁傑のファンでした。なにか、相撲社会の古さを感じさせない、カラッとした雰囲気のお相撲さんだったと思います。大学時代は柔道でオリンピックを目指していて、それを諦めて相撲世界に入ってきたのですから、かなり変わっています。
現役当時は一度も休場せず、したがって大関の時、負け越しが続いて平幕まで落ちてもこらえて取り続け、再び大関に返り咲いたことは有名です。角界きっての読書家でした。
相撲界がスキャンダルに揺れた時代、誰もが嫌がった理事長職を周りから懇請されて引き受け色んな改革を進め、目処がついた時点であっさり辞職。協会にしがみつくこと無く、自分の放駒部屋も弟子に任せて完全に相撲世界から去りました。
ゴルフ練習場で心臓麻痺で倒れて亡くなりました。いい人でした。
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2024年5月18日 | コメント/トラックバック(0) |
起重機
相撲取りだった明武谷さんが先月に亡くなられていたと知ってびっくりしました。申し訳ないですが、もっと前に亡くなられていたと思いこんでいたからです。86歳でした。相撲取りは比較的に短命な人が多い中、長生きされたと思います。
現役時代は端正で掘りの深いマスク、長身で筋骨型の体型、静かな雰囲気で人気のあった力士でした。身長を生かした得意の吊りが出ると場内湧いたものです。人間起重機と呼ばれていたと思います。
信じておられた宗教との兼ね合いから、引退後は角界に残らず、一般人として生きられたとのこと。とても懐かしいお相撲さんでした。御本名が明歩谷清さんと知ってまたびっくりでした。一字だけ変えて四股名にされていたんですね。由緒ある四股名とばっかり思っていました。
ご冥福をお祈りいたします。
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2024年3月15日 | コメント/トラックバック(0) |
新大阪駅
昨日は、手術後を心配して来てくれていた娘と孫2人を新大阪駅まで送りました。新大阪までは渋滞もなくスムーズでしたが、駅構内はとんでもない混雑。よく考えたら年度替わりの4月1日の土曜日。春休み初めての土曜日。混まないほうが不思議ですよね。
新幹線の乗車券は買えたものの指定券は無理でした。娘は3歳の長女の手を引き、前に1歳3ヶ月の次女を抱えて荷物を持って乗り込みました。座れなかったら降りてこいよ、とは言っていましたが、後から後から乗る人で、降りれるのかなと心配していたら発車してしまいました。
気が気ではありませんでしたが仕方なく駐車場を出て(これも出るだけで20分程かかりました)しばらく走ると娘からメールが来て、親切な人が席を譲ってくださったそうです。そんな優しい人に出会えるなんて信じられません。ありがとうございました。
新大阪駅構内では、髷を結ったお相撲さんが土産物を買っているのをみかけました。大阪場所の後片付けでもされていたのでしょうか。にこにこと楽しそうに大勢の仲間とお菓子を選んでいる姿は青年そのものでした。出世してください。
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気をつけよう
若隆景が優勝しました。新関脇での優勝は双葉山以来とのこと。また福島県出身の力士の優勝も久しぶりで、二重に良かったです。
以前このブログで、相撲中継のアナウンサー達は「わかたかかげ」を発音するのに、かまないように、とても気を使っているのでは、と書きました。そして、もし「高若が嶽(たかわかがたけ)」みたいな四股名の力士が出てきて、二人が対戦でもしたらアナウンサーの舌はかみまくって血まみれになる、と少しふざけて書きましたが。
昨日の夜のニュース特集のスポーツコーナーで、アナウンサーが、これから「若隆景」の四股名を呼ぶことが多くなりそうなので、気をつけたいです、と言っていました。
鋭い予感です。
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2022年3月28日 | コメント/トラックバック(0) |