朝の楽しみ

1942年の2月15日、シンガポールのイギリス軍が日本軍に無条件降伏し、その翌日、大本営はシンガポールを昭南島と改名したそうです。また1951年の2月15日、イギリスは鉄鋼業の国有化をしたとのことです。このあたり、書いていて何となく最近似た話があったなあ、と思いました。



大きな湾の名前を変えたり、高い山の名前を旧に戻したり、私企業の鉄鋼会社の意向を無視して、他社とは合併するなと我が物のように言ったり。



この頃、朝起きてニュースを見るのが刺激的です。何をまた言っているのかと。



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2025年2月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古本 大阪 買取 雑感

エフエム大阪を聞いてください

昨日書きましたエフエム大阪「くらこれ!」が放送されたのが今日午前1時15分からだったのですが、その前、午前0時から「大人の文化村」という番組が放送されており、それに、わが大阪古書組合から専務理事の天地書房さんと常務理事の杉本梁江堂さんのお二人がゲスト出演されていました。



大阪古書組合が創立100周年を迎えましたので、その記念行事としての橋爪節也先生の講演会と「大阪古書組合百年史」発行が目前になりました。それを広く知っていただくためのご出演でした。組合の歴史、沿革、現状を手際よく明快に説明されておられました。



聞き逃した方はラジコで放送後1週間は何度でも聞けますので、是非とも耳を傾けていただきたいと思います。番組の頭から終わりまで大阪古書組合のことを話題にしていただき、とてもありがたかったです。



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詩人、怒る

終戦直後は活字に飢えるというか、命が助かったという安心感からか、本や雑誌が飛ぶように売れました。出版などしたことないような人が何かのツテで紙を手に入れたら、何でもいいから活字を印刷して出せば儲かるという時代でした。大家と言われるような作家が、名前も知らぬような出版社から続々と本を出しました。



そして雨後の筍みたいな出版社は放漫経営のお決まりで資金繰りがつかなくなって、バタバタと倒産してゆきました。作家たちの印税取りっばぐれも多数あったようです。室生犀星の昭和23年から24年の日記を読むと、生々しくその実態が書かれています。



中でもひどいのは文潮社という会社で、自叙伝全集の1冊として犀星の本を出すことになり、印税12万弱で話が付き、原稿も渡したが、肝心の印税が一向支払われない。何か月も催促をつづけたところ社長が「半分はその本の引き渡しで支払う、残金は分割払いでお願いしたい」と、ひらきなおってケンカを売るような話になったので、あきれて文芸家協会の弁護士に取り立て依頼したと犀星は怒って書いていました。



この文潮社の出した「小説季刊 文潮」第1集 昭和23年刊行という、雑誌か本かわからないようなものが手近にありましたから、中を見ると4本の小説をただ並べただけ。いかにも出せばいいという感じです。室生犀星の小説も載っていました。このころから引っかかっていたのですね。



最終的にどう決着したのか、日記にはそれ以後の経過は書かれていませんが、大変な時代があったものです。しかし、室生犀星は原稿料や印税にはかなり厳しかったことがうかがわれて、意外な側面を見たような気がしました。



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つかの間の

昨日は参加している即売会組織が買い取ってきた本の整理、仕分けに大阪古書組合へ行きました。大量の買取で、本や雑誌、資料などを分野別に分けたり、サイズ別にまとめていったり、手分けして作業します。



大がかりな書道叢書のほぼ完全な揃いが目につきました。戦記関係や、漢方関係、きれいな学術文庫など、収集されてきた方の読書ぶり、愛書ぶりがうかがわれました。お昼過ぎにはめどがつき、それぞれ、適切な市会への出品としてカーゴに積み分けてひとまず終了です。



組合近くで今まで利用していた格安の駐車場がきれいに整地されて、跡形もなくなっていたのにびっくり。ビル建設までのつかの間、隙間期間を利用してのものだったようです。他の駐車場の半額ほどだったので残念。



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不思議な映画の日

11月2日は俳優のバート・ランカスターと映画監督のルキノ・ヴィスコンティの誕生日です。二人は縁あって、映画「家族の肖像」、「山猫」を作り映画史上不滅の名作となっています。



二人は何となく肌合いが違うので不思議ですが、バート・ランカスターはヴィスコンティのヨーロッパそのものという香りの映画の中でまったく違和感なく主人公を演じて驚かせます。



11月2日は、これまたヨーロッパにしか生まれない資質の映画監督のパゾリーニの命日でもあります。



不思議ですね。



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2024年11月2日 | コメント/トラックバック(0) |

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