賢治さん
昨日9月21日は宮沢賢治の亡くなった日です。1933年に亡くなりましたから今年で没後90年です。生前、2冊の本を出しましたが殆ど売れず、童話や詩の草稿を大きなトランクに一杯残して、ほとんど無名で亡くなりました。
それが、今では網羅的な全集は何度も出され、代表作は各文庫に収録され途切れることはありません。2冊の生前の本は何百万円の値段で取引され、書簡など、自筆資料が出れば天文学的な価値を持つことでしょう。
亡くなった日は、直前まで農民の肥料の相談に誠実に対応して、その後、自分でオキシフルで体を拭いて死にました。兄を慕う弟さんの努力で、彼の業績は後世まで欠けることなく残りましたが、その不思議な言語空間にはまだ、隠された謎が読み解かれることなく潜んでいるような気がします。
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つる姫
9月15日に漫画家の土田よしこさんが亡くなられました。「つる姫じゃ~っ!」で少女漫画界ではほとんど初めての本格ギャグ漫画を開拓されました。
私も単行本を全巻揃えて何度も読み返しましたが、驚いたことに全く飽きないのです。私のツボにはまっているのかも知れませんが、絵もさることながらセリフが秀逸です。これ、小学生や中学生なんかが読んでも分かるのかな、という大人のくすぐりやギャグが大量に投入されています。
赤塚不二夫さんのもとで修行されたのでギャグ的にはかなり鍛えられたことと思います。昨年亡くなられた「トイレット博士」のとりいかずよしさんとは兄弟弟子だったとか。何となく雰囲気は似ていましたね。
ご冥福を心からお祈りいたします。
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食わず嫌い
食わず嫌いという事があります。いくら勧められても、頑として口に入れない。食べて嫌いならわかりますが、食べた事が無いのに受け付けないのですね。私にもあります。ある種の海産物がそうです。
本にもそれがありまして、この著者は一冊も読んだことがない、読みたくないというわけです。私にとっては林房雄がそうでした。戦前の共産党バリバリが転向して「大東亜戦争肯定論」等という、センセーショナルな題名の本を出していたので、全く読む気がしなかったのですが、ひょんな事から彼の「文芸時評」桃源社版を読んでみたのですが、ちょっと驚きました。
たしかにアクは強い。でも、良いと思う作品は、幅広く偏見なく褒めています。いけないと思う作品は遠慮なくそのいけないと思う点を書いているのです。けなした作者が別の作品を書いたところ、今度はあっさりと褒めたりして、先入観がありません。児童文学や劇作、詩なども取り上げて、実に目配りが効いています。
あけっぴろげとも言える姿勢で、意外とカラッとして陽性でした。
ただ、中野重治と中村真一郎の二人だけは理解不能と、お手上げ状態であることも正直に書いており、興味が湧きました。
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22年と言葉
昨日9月11日、ニューヨークの貿易センタービルのテロ事件から22年が経ちました。22年前の夜、NHKのニュースの生映像でビルの火事と伝えられていたのですが、燃えているビルの後ろのビルに飛行機が突っ込んで来る映像を見て、愕然とした記憶があります。アナウンサーも全く事態が分からずに戸惑っていました。
そして今日まで、事態は根本的には全く解決せずにいます。人間というものは、極限的には通行不能なのか、考えざるを得ません。そんな時、サン・テグジュペリの言葉が目に入りました。「ある人質への手紙」という作品の中にありました。
サン・テグジュペリはパイロットでしたから、かなり危険なところにもでかけています。スペイン内戦当時、アナーキストの国民兵(?)たちが駅で秘密物資の積み込みをしているところに出会って捕らえられます。アジトに連れてゆかれ、分からぬ言葉で尋問されます。彼らの疑いが解けぬので、やがて殺されるだろうと思います。
ふと、近くの兵士がタバコを吸っているのを見て、ほほえみながら煙草がほしいと手真似をすると、兵士もほほえみました。やがてその微笑みは他の兵士にも伝わり、結局、サン・テグジュペリは助かったのです。
彼はそのエッセイの最後に書いています。
「ぼくたちは、言語を超え、階級を超え、党派を超えて、ほほえみのなかで再び結ばれるのだ。或る人間にはその人間のならわしがあり、ぼくにはぼくのならわしがあるが、ぼくたちはそういう姿のままで、同じ教会の信者なのだ」 「ある人質への手紙 母への手紙」サン・テクジュペリ著 みすず書房
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しつこくカント
カントのお話をもう一度。カントは生まれ育ったケーニヒスブルグからほとんど一歩も出なかったので、街の人達から多大の尊敬と敬愛を受けていました。有名な話ですが、カントが規則正しい時間に散歩するので、街の人達がそれに時計を合わせたと言われています。
カントの死後、彼の家財道具などの遺品が競売された時、人々はこぞってそれを求めたので、大変な高値になったということです。カントの銀髪で作られた環などは聖なる遺物扱いだったそうです。
ただ、残念なことには彼が長年住んだ住宅を残そうという動きはなく、旅館みたいなものになってしまったそうです。それも今では残ってないそうです。
残ってたら名所になって、カント・コーヒーやらカント・ワインなんてのが売られてたりしたかも知れません。ジャガイモを煮たりしたのが「カントだき」になったりして。
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2023年9月7日 | コメント/トラックバック(0) |