散歩

今は、朝昼晩と薬を飲んでいます。小さい時から薬は飲み慣れているので、苦になりません。健康な時も体調管理と思ってビタミン剤などを飲んでいましたから、結構薬好きなのかも知れません。



昔の人は今ほど医学や科学の智識がなかったので、きっと民間信仰みたいな形で色んな物を飲んだり食べたりしていたことでしょう。中国人はそれこそいろんな食材を食べ尽くしてきました。薬なども考えて作り出しています。大昔は色んな鉱物を粉にして、服用していたと言います。



王瑤著 石川忠久等訳「中国の文人」大修館書店刊という本に「文人と薬」という章があり、寒食散という薬が紹介されています。後漢時代から唐時代にかけてと言いますから、西暦の初め頃から10世紀頃にかけて役人や知識人たちに好んで飲まれたそうです。



これは五色散ともいわれ、紫石英、赤石英、白石英、硫黄、鍾乳石をすりつぶして混ぜ合わせたものだそうです。



長命、病気治癒、強壮などに効果アリとなっています。効果が外に現れてくるのを散発といい、皮膚がツルツルになってほてるそうです。そうなると歩き回ってその効果を維持することが必要になります。



散発のために歩くので散歩と言いました。これが散歩の語源らしいです。



ほんまかな。



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