愛用者カード

かなり以前、旺文社文庫のネタで何回か書いたと思いますが、また久しぶりに旺文社文庫です。今回は文庫そのものではなく、挟み込まれていた愛用者カード(はがき)についてです。



のっけから引っかかったのですが、愛用者カード、という言い方、ちょっと変ですね。普通でしたら「愛読者カード」でしょうね。本を受験道具の一つとして捉えていたのかも。まあ、それはともかく、これはどの出版社も昔は挟んでいましたね。市場調査の情報収集にはもってこいの武器です。



はがきの頭に書かれた挨拶文が良いです。「このカードは電子計算機のカードです。旺文社が最新の電子計算機を用い、愛用者のみなさんに関する記録を、その記憶装置に記憶させ、今後、永い間にわたって、サービスを心掛けたいと願って特にくふうしたものです。ぜひ正確に記入してください。(記入は、必ず黒の鉛筆(HB、Bなど)でお願いします)」



なぜか、試験の注意事項を読んでるみたいで少し怖い。ちなみに、挟んであった文庫は「海潮音」昭和47年の初版ですから、コンピューターが企業に実用され始めたらしい時代が文面に感じられます。



記入方法は電子計算機に直接読ませるマークシート方式です。年齢を聞く欄は細かく分けられていて、7才以下、それから8才、9才、10才と続き、24才まで1才ごとに記入できます。それ以上は25~9才、30~9才、などとなって、最後は50才以上、と大まかになります。まあ旺文社ですから、ターゲットはそうなるでしょうね。年寄りはお呼びじゃない。



学校での学年を聞く欄でも、小学1年から始まって大学4年まで1学年づつ細かく分けています。浪人欄もあり、1浪から3浪までご用意されています。3浪以上してはいけないのかな?!!



その葉書を送り返したら抽選で賞品が当たったようです。1等 2名 高級置時計 2等 5名 蛍光灯スタンド 3等 20名 旺文社特製万年筆 4等 100名 旺文社特製文鎮 5等 500名 ブック・カバー1組、と質実剛健なラインアップの賞品です。遊びが微塵もない。



1等賞品は腕時計のほうが絶対良いのに不思議ですね。ご両親も巻き込んで喜ぶようにした深謀遠慮かも。それにしてもいくら昔でも文鎮なんか当たって嬉しいかなあ。



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