ランボーの商才

ランボーという詩人は現代の尺度で見てもかなり破天荒でグローバルでハチャメチャです。1875年21歳までに殆どの詩作を終え以後はヨーロッパ中を放浪し、1880年26歳の時にエチオピアのハラルに渡ってからは、商人としてコーヒー、象牙、麝香などの物産輸入に手を染めたり、武器商人として現地の土侯たちと取引したりしています。



かなりやばい取引が多く、資本の半分を掠め取られたり、契約不履行の憂き目にあったりしています。貿易を担当するフランス政府の上層部に手紙を通じて、便宜を図ってもらうべく精力的に折衝を繰り返すなど、実務者としての能力も大いに発揮しています。その経過は全集のほぼ1巻を占める書簡集に明らかです。



その書簡集には1887年8月23日付家族宛「(前略)仲間の男が死んだため(略)その男の借金を2倍にも支払わせられたりして、(略)苦労しました。いつも腹帯の中に1万6千フランの金貨を入れて歩いていますが(略)8キロも目方があって赤痢にでもとっつかれそうなのですよ。(略)ただ苦しんで死ぬという見通しだけで(略)のこる月日を送ることになるわけ。(略)多分ザンジバルに行くつもりです。(略)しかしそこから支那に行くか、あるいは日本に行くか、どこに行ってしまうかいったい誰にわかるでしょう。(後略)」というような、全くの風来坊丸出しの手紙が載っています。しかし寂しいですね。



流れ流れて明治20年の日本にランボーがやってきたら、どんなだったでしょう。案外、お雇い外人としてうまく立ち回ったかもしれませんね。



しかし残念ながら彼は1891年5月に右脚を切断した体でフランスに戻り、同年11月10日に37歳の生涯を終えます。37,450フランの清算手形が残ったそうです。つまり商才があったということです。



人文書院版「ランボー全集」全3巻を御覧ください。



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