ドストエフスキーはお好き

昨日10月30日はドストエフスキーの誕生日だったそうです。しかも1821年生まれですから、今年は生誕200年という記念すべき年だったわけです。その割には、出版界は静かだった気がします。これがクラシック音楽の業界になると、やれ全作品のCD全集だとか、連続演奏会などがにぎやかにマスコミを通じてアピールされるところです。



まあ、出版界では200年に関わりなく、静かな地殻変動はかなり早くから起こっていて、日本でのドストエフスキーの受け入れられ方も随分変化しているようです。私が若かった頃は彼の翻訳は米川正夫さんの独擅場みたいでした。全集も米川単独全訳が河出書房の米びつでした。その少し後に小沼文彦単独訳の全集が筑摩書房から出て、選択の幅が広がりました。



研究面でも米川ドストの権威は強く、かろうじて、埴谷雄高や小林秀雄のドストエフスキー論が読まれていた程度でした。ところがそこに、新潮社から江川卓さんの「謎解き 罪と罰」を始めとした「謎解き」シリーズが出版され一躍ブームになって、この「謎解きなんとか」という言い方は社会現象にもなりました。これはそれまでのしかつめらしく、深刻なドストエフスキーの文学をありがたく読め、と言うようなところから、ドストエフスキーを広い場所に引っ張り出したという、功績顕著な著作でした。



そしてその動きは、今では亀山郁夫さんの著作や翻訳によってさらに大きな広がりを持ちつつあります。一方では作品の漫画化も何点か出されています。



いろんな側面から味読が可能となりつつあるドストエフスキー、おひとついかがですか。



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