変な人

昨日は内田百閒の誕生日でした。1889年生まれですから生きていれば134歳です。写真が沢山残されている人ですが、それが老人になってからの写真がとても多いので、何となくもっと年寄りかと思いますが、案外そうでもありません。



「目の中に列車を走らせても痛くない」と言ったとかの鉄ちゃんですから、東京駅の一日駅長などして、その写真も有名です。かなりの変人で、当時の国鉄に努めていた平山三郎という人を相棒にして日本のあちこちを鉄道でめぐりました。



ただ、この人は汽車に乗るのが目的の人ですから、目的地に着いてからそこの名所などは見ない。次の日には汽車に乗って帰ってくることが多かったとか。付き合わされる方は大変です。その道中記が「阿房列車」シリーズとして大変人気があったそうです。



変人で通っていますが、実は法政大学でドイツ語を教えていたり、そこの飛行機愛好部の部長をしたり、日本郵船に嘱託として招かれ、立派な部屋をあてがわれて、郵船が世間に出す文書や社内文書の添削をしていたり、宮城道雄も認める琴の名手だったり、鳥飼の名人だったり、借金の名人だったりとか、話題に事欠きません。



極めつけが晩年近くの「嫌だから嫌だ」の芸術院会員辞退でしょう。戦後は教え子や弟子たちが「摩阿陀会(まあだかい)」という誕生会を5月29日に東京ステーションホテルで開くのが恒例になり、喜んで出席していたとのこと。「死ぬのはまあだかい」という洒落ですね。



これをテーマにして黒澤明監督が「まあだだよ」を撮ったのもかなり前のことになりました。



ともかく変人でした。



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