扉の奥

押し詰まってきましたが、今年は例年以上に掃除などする気が起こりません。体第一という大義名分があり、水戸黄門の印籠みたいに堂々とそれを押し出しています。



といっても以前から気にかかっていることがあります。何年も前ですが、自宅で本の置き場に使っていた部屋を人が泊まれるように綺麗にしなければならなくなり、あわてて屈強な助っ人2人にお願いして、一日で、遠くの倉庫の扉のついた物入れに押し込んで、その前にも本を積み上げて、開かずの場所をこしらえてしまったのです。



それから一度も開けてませんので、中の状態が気になりますが、扉の前の本の山を見ると、まあ良いか、と逃げてしまうのです。さいわい体も動くようになったので今日こそはと出かけて、本の山を崩して脇に寄せ、扉を開けてみました。



恐れていた湿気はほとんどなく、本の状態は無事でした。それよりも、完全に忘れていた揃物なんかが続々と出てきてビックリでした。とうの昔に市なんかに出品したと思っていた個人全集などがお久しぶりと姿を見せると、思わずほんまかいな、とつぶやいてしまいます。



まあ、昨日はそれほど深追いせずに、また扉を締めたのでした。



古本 買取 大阪

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ