旺文社文庫 こんなん出ました。 part3

各社の文庫本には時々一種の変態形が現れます。

有名なところでは、岩波文庫が戦前、教科書版と銘打って、内容は全く同じで、「万葉集」など有名どころを大きなサイズで出しました。

われらが旺文社文庫では、名作を選りすぐって外側をハードカバーにした特装版というのを出しました。今でもちょくちょく出てきます。これがなかなかチャーミングです。

元の文庫より好ましい点がいくつかあります。まず綴じが糸綴じです。元が無線綴じなので強度で勝ります。元では変な標語が書かれた例のアマガエル色の紙の栞が付いてたのが、スピン(栞紐)付に格上げです。

この特装版も実は2種類あり、定価付と定価のないのとです。ややこしいですね。

旺文社文庫の別働隊はこれだけかと思っていたら、なんとなんと、まだ伏兵がいたのですね。あ、あ、続きは次に。


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