痩せていた直木さん
大阪の古書会館の近く(谷町六丁目)に直木三十五記念館があります。郷土(大阪市内生まれ)の文人ですので一度見学に行きたいと思っています。
この人、何しろ文学賞に名前が残っているのですから、大変なものです。その割に読まれてないようなのが残念ですが、人間はとても面白い人だったようです。借金取りにはめっぽう強かったとか。
宇野浩二は「文学の青春期」という本で、直木三十五は人間の「骨と皮」具合を競争する会でもあれば、間違いなく二位か三位になれると太鼓判を押しています。
そういえば宇野の友人だった芥川龍之介もかなり痩せてたようです。お会いした事が無いので判りませんが、写真ではひどくスレンダー。
現代を代表する文学賞に名前を残す二人が骨皮筋右衛門で、賞を創設した菊池寛がでっぷりタイプだったというのも面白いです。
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2013年5月21日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:作家のこぼれ話
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