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クラシック音楽の世界の話題がワイドショーで連日報道されています。
交響曲作曲下請け騒ぎ。
指示書と言うのは傑作でした。
まあ、実際の作曲家の頭の中では、これに近い作業があるのではないかと思いますが、あくまでも旋律やハーモニーが伴ってのことでしょう。
曲を作らない人が、予算書のように、曲の音の大きさ、ダイナミックス等を時系列でグラフ化した点がすごい発想です。
ベートーヴェンの晩年、彼の聴力はほとんど無かったと言うのは本当です。多数残っている会話帖や、ラッパ型の補聴器がそれを物語っています。
第9番交響曲を初演した際、指揮者がベートーヴェン以外にもう一人いて、演奏者達はもっぱらもう一人の方を頼りに演奏したと言います。曲が終わって聴衆が拍手をしてもベートーヴェンには判らず、歌手の一人が彼の手を取って客席に向かせ、ベートーヴェンは初めて拍手喝采を「見た」そうです。
有名なエピソードですが、彼の伝記のクライマックスと言えるでしょう。
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2014年2月11日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:音楽
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