天地書房さん
店主が高校大学社会人時代から、最も通った古書店の一つが「天地書房」さんでした。
上六ハイハイタウンが出来るずっと以前、も少し南よりのバス停の前にお店があった頃からです。
お店の左奥に洋書が多く在庫されていたのが記憶にあります。文学系が何しろ充実していました。
そして、店頭の均一本が豪華だったことが忘れることが出来ません。惜しげもなく、と言う言葉がピッタリ。
そのお店から少しだけ北よりのアーケードの場所にも、お店がありました。間口は狭かったですが、奥深く天井が高く、在庫量は凄かったです。この二店が店主の青春の思い出と深く結びついています。
千日前のお店も、良心的な値段が読書家に好かれて、上本町に劣らずお客さんで一杯でした。
その「天地書房」のご主人だった今木芳和さんが去る三月十一日に亡くなられました。
昨日、お通夜が営まれ店主も焼香させていただき、悲しいと同時に、何とも感慨深いものがありました。
今、古書店を曲りなりにさせていただいている遠い淵源に、「天地書房」さんがあった事は確実です。
ご冥福をお祈りいたします。
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2014年3月13日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:古本
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