かなり前の戦争
昨日書いた「信天翁の眼玉」からもう一つ。
第一次世界大戦ではフランスは大勢の兵士、民間人の犠牲者を出しました。
フランスの或る村では、例えば頭文字がAの人が戦死すると、御知らせをまわして、頭文字がAの村民はすべからく葬儀に参列するようにしたとの事。B、C、D以下同じ。
日本風になおすと、池崎さんが戦死したら、池添さんや池上さん、池内さん、池田さん、池宮さんや池辺さん、池坊さん、池淵さん達や、さらには伊藤さんや井上さん、石田さん、市川さん、五十嵐さんやらが野辺の送りに参列してくれるわけです。
身寄りの少ない戦死者の葬儀を賑やかにしようという趣旨でしょう。
当時、なかなかの名案と評価されたとの事。
なお、第一次世界大戦はヨーロッパ戦争のような印象ですが、日本も日英同盟の関係で連合国として出兵を要請され、地中海や中国でドイツの同盟国側と戦って400名ほどの戦死者を出しているそうです。
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2015年8月15日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:お勧め本
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