縛り上手への道
本の縛りは冬にはつらい作業です。私は素手で縛りますから、右手の薬指や小指の関節にビニール紐が食い込んでしびれます。空気が乾燥すると、手の脂が出なくなるので、力が入りにくくなりきつく縛ろうとすると、余計に紐が食い込みます。一時間もしていると痛くなります。
買取にお伺いすると、なぜだか、この縛りの作業を鑑賞するお客様が居られます。じっとご覧になるのです。
私はこの縛りが苦手で、ゆるくなったり、紐が短かったり、作業がもたつくことがよくあります。そんなときに観客がいると、余計にあせったりして無様です。大体、引越しのお客様が多いので、がらんとした部屋で、こちらの作業が終わるのを待っているというパターンになります。テレビも既に部屋に無かったりするので、見るものが無いわけです。
下手な作業でも見物しようかというところでしょうか。
唸らせるくらいに、上達したいものです。
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2011年11月18日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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