元旦の新聞
一月一日の新聞は重いです。本紙以外に、特集が何部にも分かれて挟まれていますね。芸能関係、スポーツ関係、文化関係など。
以前は、新年の文化関係特集の下段の広告は、大手出版社がその年に発行予定の、個人全集や美術全集、叢書などの大型企画が掲載されていました。それを読むのが私の新年の楽しみの一つでしたが、それがいつの間にか、全く見かけなくなってしまいました。読売新聞だけの事かも知れませんが、多分他紙でも同様ではないかと思います。
先般、池澤夏樹さん個人編集の河出書房新社版「世界文学全集」の完結が話題になりました。全集出版で一時代を築き、全集出版で経営危機を招いたこともある老舗が、最後の意地を見せたようで、私など大層面白く感じました。それでも規模は30巻。盛時の事を思えば、半分、いや3分の1の規模です。それでもよくやったと思います。
何処の出版社でもいいですから、全100巻などという目出度そうな企画を、新年の新聞広告で発表してくれないでしょうか。
初夢みたいな妄想ですね。
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2012年1月2日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:古書
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