カラヤン筆跡偽造未遂
前に引用したN響の長谷さんの本に、カラヤンの話が色々載っているとご紹介しました。
書き初めもすみましたが、カラヤンのサインについての話題をひとつ。
カラヤンは、来日ごとにいろんな義理でサインを山ほど頼まれたのですが、どうも乗り気でなかったらしい。
そこで長谷さんに、「俺が観光中にサインをしておいてくれ」と色紙を押し付けたとのこと。
長谷さんがビックリして、そんなことは出来ないと断るとカラヤン氏
「なぜだ?俺のサインは地震計の針のように15回上下にガリガリすれば誰でもかけるぞ」と、どうしてもやらせるつもり。
しかたないので長谷さんが恐る恐る、本物の手本を横に置き、試し書きを何回かすると、カラヤン氏は見込みなしと悟ったらしく、「もう、やらなくて良い」とあきらめたとのことです。
皆様、もし、カラヤンのサインをお持ちならば、目の前で本人にしてもらったもの以外はお気を付けください。
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2012年1月5日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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