源流 枝雀さん
昨夜の「ブラタモリ」で、武蔵野の野川の源流までたどる企画を放送してました。
誰もが見てみたい川の始まり。本当に湧き水のところまで見せてくれました。
思い出したのが桂枝雀さんでした。彼も落語の枕などで、川の源流を見たくて見たくて、どこか兵庫の山奥まで探しに行ったことを話しておられました。気になるとどうしょうも無くなる性分であったとのことで、探し当てた時は、本当に嬉しかったらしく「ウ、ワーーー!、ウ、ワーーー!」とその時の感動を高座で再現されていました。
彼の芸は、河のように裾へ広がるのではなく、まさに源流へ源流へと遡るような、何処までも一点に集中してゆくタイプだったと思います。段々と純度が増して、ついには透明になるような芸。
ふと、思い出してさびしくなります。
タグ
2012年1月20日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:落語
トラックバック&コメント
この投稿のトラックバックURL: