嫌いな言葉 スピード感
国会では予算委員会が始まり、連日、中継放送がされています。
車の中で聞いていると、相変わらず変な言葉が飛び交っているようです。
ここ何年かの国会言葉の中で特に多用され、嫌な言葉の最前列に並んでいるのが「スピード感を持って」です。
「早く」「遅滞なく」「スピードを速めて」では物足りないらしいのです。
スピードが速い、遅い、という使い方しか考え付けない私にとって、「スピード感」は嫌です。曖昧ですし、「早く、という意味を込めているのが、判ってるでしょ」と、しなだれかかってくるような押しつけがましさ。ましてやそれを「持って」とくると何をかいわんや。違和感がはなはだしい。
あ、そうそう、プロ・スポーツの人たちが「腕に違和感を覚えて」などと、休場理由に挙げたりしているのも、実は気になっていました。これは相当以前から使われているので、いまさら異を立てるのも変ですし、ひょっとしたら自分も使っているかもしれません。多勢に無勢。「千円からお預かりします」なんて言い方も、一週間ほどの即売会をすると、何度かは無意識に口にしていますから。
でも、「スピード感を持って」は使うことは無いでしょう。何を気取ってる、と言いたいです。
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2012年2月10日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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