自分が一番

大正から昭和戦前にかけて近松秋江という作家が活躍しました。いっとき、徳田秋江とも名乗っていましたので、徳田秋声とよく混同される人です。「別れたる妻に送る手紙」や「黒髪」などの小説や、「文壇無駄話」などの随筆でも知られましたが、今や読む人は稀でしょう。



小説の方は、女の人に対する思いを連綿と、ダラダラと綴ったものが多く、情痴作家ととられがちですが、実際はなかなかの硬派の文章家です。本領はむしろ「文壇無駄話」の方にあったのかもしれません。これは彼の全13巻の全集中、細かい活字の3段組で4巻を占めています。いろんなアンケートに答えたような短い文までも収録されていてこれが率直で面白い。どんな随筆をお好みですか?という質問に「随筆は小生自分のものが一番好きです」と答えているのが堂々あっぱれです。



なかなかこんな事は思っていても言えませんね。



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