爆笑と古本
大阪市北区天満宮近くのツギハギ荘は昨日午前中から夜まで一日、落語愛好者の熱気に包まれました。
同時に本をお買い上げいただき有難うございました。
古本業者も2階の落語会場から漏れ聞こえてくる熱演に耳を傾けることができ、それこそ一石二鳥の楽しさでした。
出演噺家さん達がご自分の師匠の思い出話等を語り合うトークコーナーは、抱腹絶倒のエゴソード満載で嬉しいひと時でした。
またこうした機会があればと思いつつ、即売コーナーの片付けをして、まだ爆笑落語が続いている会場を後にしました。
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落語プラス古本
芸能の秋です。
落語プラス古本でどうなるか。
イベントのご紹介です。
「上方落語短期集中高座 その4」
日時 9月24日(土)午前11時、午後1時半、午後4時、午後7時 各部開演。4部制。
場所 ツギハギ荘 大阪市北区天神橋1ー8ー15 TEL06-6882-6612 06-6365-6650
演者 桂文我、桂米平、桂三象、笑福亭笑喬、桂しん吉、露の真、林家染吉
会費 1・2部 前売り1500円 当日2000円
3・4部 前売り2000円 当日3000円
1部2部は、解説付きでのSP落語の鑑賞や、師匠の思い出話などのトークショーです。
お問い合わせ 桂文我さん090-1414-9883まで
この落語会場で古本屋が各店畳1畳スペースで古本などを即売いたします。販売時間は午前10時から午後4時頃の予定です。
落語を楽しみながら、本探し。
昔の夜店のような、まったりした時間が流れそうです。
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スリの話
パラパラ読みでも何らかの知識は入ってきます。
今日も今日とて(こればっかり)長谷川伸の「我が『足許提灯』の記」を読むと、スリの話が載っています。
あるスリの回想を長谷川がまた聞きしたのを書いているのです。
金時計を身につけた老人を、或るスリが目を付けて狙うがスキが無い。噂を聞いて他のスリ仲間達が何日もかかって次々狙うが、どうしても金時計をすれない。或る日、1人のスリが車中その老人の隣に腰かけて、自分はスリだが沢山のスリ仲間がスリあぐねている金時計をスッたと自慢したいので、その金時計を売って欲しいと打ち明ける。老人も少し気を良くしたので売ってやる。下車して懐を探ると、時計を売った金は財布ごとスラれていた、と言う話。
桂米朝師の自作落語「一文笛」にほとんど同じ話が出てきます。狙うのは煙草入れですが、米朝師の解説によると、明治期の桂文楽の珍談逸話を集めた本や、講談や浪曲の「仕立屋銀次」にも出てくるそうです。
という事は出来たのは明治時代でしょうが、世間では広がっていた話と思われます。
狙うものを形を変えてスレという、なかなか含蓄に富んだ話です。
スリも避けそうなOさんの俳句。
夜も更けて なにを念仏 鉦叩(カネタタキ)
これは良い。古風ですが、諧謔味がありステキ。中七を「なに念仏の」とするか、うーん、微妙です。
夜も更けて なにを念仏 鉦叩(カネタタキ)
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落語三昧
昨日は大阪天満宮近くの天満天神繁盛亭で、恒例落語鑑賞をお誘いいただきました。
落語戦士のO書店さんとK書店さんで昼席を堪能。
今まで毎回満員でしたが、今回は空席が目立ちました。暑すぎるのかしら。ゆったりとかえって良かったです。
出演者はレベルが高く、普段はあまり熱心に見ない色物さんもとても面白かったです。
何といってもトリの桂雀三郎さん、「船弁慶」を大熱演で笑わせてくれました。演出も丁寧で、この人、見なおしました。
桂三歩さん、前歯四本欠きながらそれにもめげず、新作落語で不思議な面白さです。笑福亭仁福さんは紋付き袴で高座へ。最初投げやりなようなマクラでしっかり笑いを取りつつ、噺に入るとさらに素晴らししい。
大満足の昼席でした。
その後、落語の舞台になった中之島、難波橋近辺を散策しながら近くのご同業を急襲。手ぶらですみませんでした。
軽く飲んでから、いつの間にかS書房さんも巻き込んで全く久しぶりのカラオケ。いつ果てるとも知れない熱唱大会。皆さんとても上手いので私は小さくなっていました。
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2016年7月23日 | コメント/トラックバック(0) |
上方はなし
友人から探している本があると聞かされたので、在庫確認の為にあちらこちらひっくり返していたら、長い事行方不明だった「上方はなし」上下を見つけました。
五代目笑福亭松鶴が中心になって戦前出した上方落語研究誌の合冊復刻版です。
やれやれと久しぶりにページをめくっていると「たちぎれ線香」の速記が載っているのに目が留まりました。
松鶴の口演です。
以前も書いたような気がしますが、私、この噺が大好きで、特に米朝師の演じ方が最も好ましく思っています。
茶屋遊びが過ぎた若旦那が、お店大事の番頭の計略に乗ってお仕置きに百日の蔵住まいをさせられます。百日が経って、恋仲の芸者の小糸から来た切迫した手紙を見せられた若旦那が、矢も楯もたまらず女のもとへ行こうとする場面、色々と信心の理由を付けて外へ出ようとする若旦那の様子を見て、番頭は薄々わかっていながら若旦那を出してやるような演出、語りぶりを米朝さんはしています。米朝さんの師匠の先代米團治もそういう語り方だったと、米朝さんは手紙でも書かれていました。
そこの所を笑福亭松鶴の速記では何と、番頭は自分から「小糸さんの所へ行っておあげやす」と勧めているではありませんか。若旦那も「ほなそうする」と誠にあっさりしたもので、拍子抜けしました。
私はやっぱり米朝師のようにした方が、若旦那と番頭の気持ちの機微が細やかになると思うのですが。
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2016年6月10日 | コメント/トラックバック(0) |


