日本や世界の文学名作の多くは漫画で読める時代です。
それでも内田百閒の「阿房列車」まで漫画になっているとは思いませんでした。
一條裕子さんが描いています。
それがなかなか良い。
百閒の偏屈なユーモアがうまく絵になっていますし、漫画化された百閒像の実物との距離感が絶妙です。
原作では重要な脇役のヒマラヤ山系氏(平山三郎)も登場しますが、これが実に良い。ボーヨーとした百閒とのやりとりが見事に消化され漫画になっています。
「阿房列車」１号～３号。小学館から出ています。
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2015年8月17日 | コメント／トラックバック(0)
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