日記からいろいろ

先日、志賀直哉の作品から話題を見つけましたが、今回は彼の日記の話です。大作家の日記は面白いのが多いですが、彼の日記はあまり面白くありません。事実をそっけなく書いていて、それに対して不愉快だ、とか、腹が立った、などが多出して、読んでいて楽しくありません。



昭和8年11月30日(木)「(略)下らぬカンシャクを起こし物干しのついたてをこわす(略)」



同12月1日(金)「午後1時半起床、前日のカンシャク直らず、小供達の乗合の切符を皆破つて捨てる(略)」



昭和10年4月4日(木)「風邪気にて不愉快なり(略)」



誠に鬱陶しい限りです。子供達に当たり散らすなど、見苦しいですね。まあ明治の男ですから、今とは状況が違います。漱石なんかも子供には辛く当たっていたそうです。かと思うと、鴎外みたいに子供にメロメロという人もありで、一概に言えませんが。



直哉の日記をパラパラ見ていて、昭和10年3月31日(日)「(略)吉田健一来る(略)」という記載が目に入りました。吉田茂の長男、あの吉田健一でしょうか。よくある名前ですから、同姓同名の別人かも知れません。あの吉田健一とすれば彼が23歳の時になります。



一つ、繋がりをこじつけるとすれば、吉田健一の母方の祖父である牧野伸顕に「回想録」という本がありますが、戦後、それを書かせたのが志賀直哉ということです。戦前から付き合いがあったかは知りませんが、もしあったとすれば、おじいさん(牧野伸顕)が、会って来たらどうか、と孫の健一をけしかけたのかも知れませんね。



明石市の古本買取は池崎書店にお任せください。



明石市の古本の出張買取サービスは、近畿が地盤の池崎書店にぜひお任せ下さい。大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にお気軽にご連絡、ご用命ください。買取経験豊富な店主がお客様のご予定に合わせて無料出張、丁寧に無料査定いたします。約1時間でお伺いいたします。何も捨てずに量の多少にかかわらず、御用命ください。お捨てになったものにお宝があるものです。お引越しの整理や生前の整理、御遺品の整理もお任せ下さい。高価買取月間絶賛全身全力強力に推進中。千冊万冊単位の大量でも少量でもホントに大歓迎。誠心誠意買取いたします。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて24時間承っております。p>



古本 買取 大阪

タグ

このページの先頭へ