裏の芸

先ごろ、テレビのニュースキャスターで評論家の俵孝太郎さんが亡くなりました。私どもの世代では、「こんばんは、俵孝太郎です」で始まるニュース番組でおなじみでした。



ニュースキャスターを辞めてからはあまりマスコミには登場しなかったのですが、1991年に「気軽にCDを楽しもう」という、クラシックCD名盤案内の本を出されてびっくりしました。これが好評だったのか、合計3冊出されました。それ以外にも外資系CD店が毎月出すPR雑誌にも、クラシックCDのコラムを亡くなられる直前まで連載されました。



それらを読んでみると、そこらの音楽評論家顔負けの、古くからの筋金入りのクラシックファンであることがよくわかります。表芸の政治評論には全く読む気をそそられませんでしたが、彼の推薦するCDには、なるほどと納得することがよくありました。



その本の中で彼が書いていた、眠りに誘う秘訣が面白い。眠れないときは「俺が持っている交響曲全集は何があったかな」と数え始めるとのこと。Aから順にアッテルベリ、アリアーガ、などと行くとベートーヴェンあたりで眠くなるとのことでした。



クラシックCDのコレクターはお試しあれ。



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古本と島木健作さん

明治大正時代の小説などが昨今読まれないのは以前からですが、昭和戦前のものもさっぱり読まれていません。大変なベストセラーになったような作品も文庫にさえもなっていません。島木健作という作家がいました。戦後すぐに亡くなってしまったのですが、小林秀雄などとも付き合いが深く、彼の「生活の探求」という本はどの家にもあるという感じでよく売れたそうです。



彼は親戚が古本屋をしていて、一時その手伝いをしていました。その時分の経験を書いた「煙」という短編があります。店主に代わって洋書の業者市へ出向く話です。戦前の市会の様子がうまく書かれていて面白いです。高く入札しすぎたと、不安になるところなど、昔も今も変わりありません。



彼が落札したディケンズ全集に8ページの落丁があったので市会に戻って返品を依頼していると、遠くで業者達が「高買いしたのを何ページか引きむしって返品するのもよくある手だな」などと言っているのが耳に入ってきます。狼狽しながら返金を受け取って市場を出るのですが、結局自分は何をしても中途半端、もっと実直に生きようと思って話は終わります。



インテリの弱さがテーマですが、こうした好短編が個人全集でしか読めないのはもったいない話です。



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適度に運動

私と同じ病気で先ごろまで入院されていて、今は自宅療養されている方からお電話をいただきました。参考になるかわかりませんが、経験の範囲で、ご質問にお答えしました。



中で、足のむくみについてのお尋ねがありました。たしかに私も退院後しばらく、原因不明の下肢のむくみがありました。主治医に尋ねてもあまり興味なさそうで、ほっといても治るみたいな感じでした。でもしばらく経つと段々と気にならなくなり、やがてむくみが消えていたのです。



多分、入院中の運動不足で足の筋肉が落ちて血液の循環が悪くなり、心臓に負担がかかることでむくんだのだと思います。足は第2の心臓と言われています。



無理のない程度の運動が大切だと思います。これは病気のあるなしにかかわらず、ある程度以上の年齢の人は心掛けないといけないことのようです。



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2024年9月14日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:古本 大阪 買取 雑感

粉を食べる

貧血予防に良いとのことで、きな粉や小豆あんなどを時々食べています。これらはお菓子や料理の素材なので、そのままは食べにくいのですが、かといって手を加えるのも面倒ですからスプーンで口の中に放り込んでいます。



特にきな粉は気をつけないと粒子が細かいですから、気管の中に少しでも入るとむせてしまいます。昔、はったい粉と言う、大豆系のよく似た食べ物をおやつ代わりに食べていたことを思い出します。



どちらも健康に良く、添加物がなく、自然食、ダイエット食としてもおすすめです。



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目録発送

今日は本当に久しぶりに朝から大阪古書組合へ。四天王寺秋の大古本祭りの目録発送作業でした。



皆さんから温かい労りの言葉をかけていただきました。おかげさまで、順調に体調は回復しつつあります。



作業は手分けして目録を封筒に入れ、それにお客様シールを貼り付けてゆきます。お昼前には完了。



午後には郵便局に持ち込まれましたから、早ければ明日につくお客様もあるかと思います。



よろしくご注文のほど、お待ち申し上げます。



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