折口信夫は

以前、大阪出身の小説家について書きましたが、学者、詩人で大物がおられます。言わずと知れた釈迢空こと折口信夫です。生まれも大阪市内です。薬屋の息子さんでした。長じて歌人、詩人、国文学者、民俗学者として未踏の業績を残しています。



もともと國學院大學の教授でしたが、請われて慶應義塾大学の教授になりました。ここで少しトラブルがあったようです。慶応の教授会で学部長から「あなたは慶応の教授ですが、国学院の教授でもある。どういうことですか」と詰問されたそうです。折口は「國學院を辞めて慶応に来たつもりですが、國學院が退職を許してくれないのです」と答えたとか。



事実、國學院が折口を離したがらず、退職手続きをしなかったようです。折口も困ったでしょう。後日、詰問した学部長が交代することになり、教授会で各教授からねぎらいの言葉が送られ、折口の番になりました。「前学部長は、直情、清廉の人です。曲がったことは嫌いで直言されます。私もいっぺん、張り倒してやろうかと思ったことがありました。でも、男らしく立派な方です(大意)」と述べたそうです。



折口信夫のイメージが変わりますね。さすが大阪人です。「張り倒したろか」のくだりでは笑いを取ったそうです。



この折口も直情の人らしい行動がありました。戦前、北昤吉(北一輝の弟)が出している雑誌の中で北が「金が物言う慶応」とか書いたそうです。小泉信三らが怒り、裁判ざたになって結局謝罪をさせたそうです。その時期に、慶応内で小泉とすれ違った折口が「あなた方のやることに私は全面的に賛成をします」と言ったそうです。これも意外ですね。



どちらも「三田の折口信夫」 慶應義塾 非売本 という本の中に書かれています。



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