いじめ?

小澤征爾さんが最初、外国で認められて、その余勢をかってN響に招かれて国内でも活動を始めますが、1961年に有名なN響ボイコット事件が起こります。小澤さんの指揮では演奏したくないと、練習に楽団員の誰一人出てこなかったのです。



双方の言い分には無理からぬ点もあるのですが、早く言えば若造のくせに生意気な、というN響側の反発が原因です。今から考えると逆パワハラになりかねないことを平気でしているわけです。そりゃそうですね。あの社長が嫌だから、社員全員が出社しないみたいなものですから。



まあ、歴史にもしもはないのですが、N響との関係がうまく行っていれば案外、彼は国内の活動に注力してN響の常任指揮者かなんかになって、朝比奈隆さんみたいな存在になっていたかもしれません。



ボイコット事件は小澤さんにとっては運命的な出来事になりました。彼も後で、つらく悲しかったが、結果的にかえって良かったと振り返っています。



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