グレゴリ永久保存
先日、岸和田で買取させていただいた中に、グレゴリ青山さんの本が二冊入っていて、久しぶりにグレゴリ・ワールドに浸れました。
世の中にウマヘタ漫画、若しくはヘタウマ漫画の領域があるそうです。多分、「ナニワ金融道」の青木雄二さん辺りから、多くの人の共感を得始めたのじゃないかと思います。基本リアルなのですが、人物のプロポーションや、顔の造形、遠近感覚などに不思議なデフォルメがあり、ねちっこい。
グレゴリ青山さんも分野的にはその一人ですが、彼女はヘタウマというより、一見、ヘタヘタと言った方がいいかも知れません。上手く描こうという気はさらさらなく、むしろ正確に描こうという意欲が感じられます。自分の気持、記憶を正確に絵として描こうという意欲。
彼女の漫画が私小説的、エッセイ的であるのは、当然の結果でしょう。私、大好きです。
グレゴリさんは、若いころには大阪梅田古書の街のお店でアルバイトをされていました。古本の世界とは御縁があったわけで、古書展のポスターなども描かれています。
大阪の組合にも何度かお越しになり、たにまち月いち古書即売会とコラボをしてもらったと思います。
その時、拝み倒して私のケータイカメラに、缶ビール片手のご尊顔を撮らせていただきました。
ご自分の漫画の中で描かれているご本人とは似ても似つかない、少し繊細な清楚な姿です。永久保存版ですね。
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2013年10月23日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:マンガ