熱っぽく諸星
やっと声が出るようになりました。まだ体はだるく咳が止まりません。
たにまち月いち古書即売会、今月は残念ながらパスさせてもらいました。厚生さんスミマセン。
熱っぽい時に寝転びながら、諸星大二郎さんの漫画を読むと、漫画の中にすっとシンクロしてゆけます。
去年の末あたりから、諸星さん、続けさまに新刊を出しています。
11月に「男たちの風景」、12月になると「子供の情景」「瓜子姫の夜・シンデレラの朝」「遠い世界」と立て続けに出ました。
前の2冊はテーマによる旧作の再編集物のようですが、後の2冊は新作品集みたいです。
出版社も既存に加えて、朝日新聞出版が参入してくるなど、諸星さんの作品は取り合い状態のようです。
グリム童話を換骨奪胎した作品集(「トゥルーデおばさん」、「スノウホワイト」)を今回読み返しましたが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」がピアノ原曲版よりも、ラヴェルの管弦楽編曲版のほうが広く聴かれているように、諸星版グリムも多くの共感を呼ぶことでしょう。
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2014年1月23日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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