新年らしく
肩の荷を 少し下ろして 寝正月
暁に 街並み凍てて モノトーン
湯豆腐や 夕暮れどきの 四畳半
寒き夜や 紅引き直す 別れかな
一粒に 日差し集めて 冬苺
新年らしく気持ちを雅に切り替えて俳句に親しみましょう。言うまでもなく古本屋俳人Oさんの近詠です。
「寝正月」は「少し」が効いています。古本屋は肩の荷が多いのです。どっと下ろせないところに味があります。「モノトーン」は中七を少し整理したいのですが、マイルスのトランペットが聞こえてきそうな風情が捨てがたい。
「湯豆腐」は久保田万太郎の絶唱「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」がありますから滅多にうかつに詠めないのですが、力まずにあっさりと月並みにしたのがよかったです。「寒き夜や」は後朝(きぬぎぬ)でなく、朝を待たずにその夜の別れなのがサバサバして現代的で哀れがより深い。私には全く縁のない世界ですが。
最後の「冬苺」もただ描写に徹して素直で好ましいです。集中一番良いのでは。
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2020年1月5日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |