或る全集
市会があったので大阪古書会館へ。
中央公論社の「世界推理名作全集」全10巻が、誰からも見捨てられていたので連れて帰りました。
デザイナーの中林洋子さんの装幀がシックな事で有名な全集です。
変形のかわいいB6判、本体の色が奇数巻はアクア・ブルー、偶数巻がレモン・イエローの2種類というのが珍しい。各表紙や挟み込みの栞もそのパターンにしている。手間を掛けています。
箱のデザインは白と黒の荒い縦縞で統一してシンプルです。しかし、書名が書かれた小さな題箋が下の方に貼られていますが、その色をまたまた本体に合わせた2種類の色にしています。そこまで凝るかという感じ。
確かに見とれるほど綺麗です。
箱を見ていて、ふと葬式の鯨幕を連想しました。殺人事件満載の推理小説全集にふさわしいかもしれません。
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2015年3月23日 | コメント/トラックバック(0) |
月報の楽しみ
以前、講談社文藝文庫から、講談社が過去に出した個人全集の月報記事がまとめられて出た事をお伝えしました。続編も出ているようで嬉しい事です。
新潮文庫からもこの度、過去の小林秀雄全集の月報集成が出ました。「この人を見よ」という表題です。
実はこの文庫本は、昭和54年に出た新潮社新訂版「小林秀雄全集」の別巻Ⅱ「批評への道」の中の印象Ⅰ~Ⅲの内容を殆どそのまま文庫化したものです。決して目新しくは無いのですが、この全集もそろそろ入手しにくくなっているかも知れませんので意義はあるでしょう。
何はともあれ、全集の月報記事が重要視され見直されるのは良い事です。
新潮社の過去の多くの個人全集(三島由紀夫全集、川端康成全集、伊藤整全集、安部公望全集等)の月報が続々と文庫化されればいーな。
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2015年1月11日 | コメント/トラックバック(0) |
堺市で出張買取、そしてテリア
昨日は午後から堺市南区へ出張買取に出かけました。この地区、続いています。
哲学、思想関係の貴重な全集をお譲り戴きました。有難うございます。
そのお宅は白いかわいいテリアを2匹飼われていました。
奥さんが2匹とも檻に入れようとされるのですが、元気な男の子の1匹が、怪しい古本屋に警戒して逃げ回りながら吼えます。
「犬はお嫌いですか?」と聞かれましたので「とんでもない、大好きです」と撫でようとするのですがなかなか触らせてくれません。
帰り際になってやっと頭を撫でさせてくれました。もう友達です。
18年間飼っていた犬が先ごろ死にましたので、犬に触れるのが何とも懐かしくうれしい。
高石市、和泉市などは当店が日頃から努力を傾注している超地元です。クリスマス前に古本や資料等の売却をお考えでしたら、ぜひとも大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にご下命下さい。20年以上の多数の買取実績がございます。御家に伝わる古くからのコレクション、色々の本、求めています。日曜祝日無しで無料の出張買取、推進中。適正査定、誠実に買取いたします。(と申しましても、一部の日本文学全集、世界文学全集等買い取りできない本や雑誌がまれにございます。書き込みや落書きのある本も、同様でございます。) 古書・古本出張買取を強化しております。また、宅配買取も簡単OKです。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて承っております。夜間もご遠慮なく。ご遠方からの宅配買取もお待ちしています。送料着払いです。
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2014年12月3日 | コメント/トラックバック(0) |
熱っぽいときは
風邪気味ですので、終日寝ておりました。
今週金曜日から、恒例の「たにまち月いち古書即売会」が始まりますので、それまでに治さないといけません。
熱っぽいときは肩の凝らない、文学全集の月報記事の拾い読みがお勧めです。
講談社文芸文庫からも2冊ほど出ていますので読みましょう、古本屋で買って。
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2014年11月11日 | コメント/トラックバック(0) |
食べた記録
吉野秀雄の全集(筑摩書房刊)を拾い読みしました。
歌人であり、随筆家であり、戦後しばらくは、有名な鎌倉アカデミアの先生でもありそこで山口瞳夫妻の恩師でした。
月報には言葉に鋭い歌人らしいエピソードが沢山掲載されています。
吉野秀雄がテレビに向かって「馬鹿野郎!」と怒鳴ったので、何かと思うと、歌謡曲「人生劇場」の一節「やると思えばどこまでやるさ」を聴いて、「どこまで」などという言い方はない、「どこまでもやるさ」でなければならぬと、凄い剣幕だったとか。
この全集、日記も収録されていますが、別に「日日飲食録」というのも収められています。つまり、毎日何を食べたかを書きとめているのです。
昭和40年12月20日(月) 朝、トースト一枚半・牛乳・ハム(高崎ハム)・アスパラガス・林檎。昼、かけそば(さくら屋)。夕、ライスカレー(手製・うまし)・千枚漬(終り)。
こんな具合です。このとき既に病床に付いていますので、一食、一食、哀惜の念を持って記録したのでしょう。正岡子規と通ずるところがあります。
真似すると、
平成26年10月26日(日) 昼、うどん・煮大根・ひら天。夕、煮込みハンバーグ(手製・極めてうまし)・ブロッコリー・コーン・めし一杯・葡萄。
こんな感じです。毎日三食記録は無理ですね。そんなブログ、あるかもしれませんが。
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2014年10月26日 | コメント/トラックバック(0) |


