詩人の嘆き



昨日は、参加している市会の決算報告会、懇親会の事を書きましたが、その懇親会が始まる少し前に大先輩の同人であるキトラ文庫さんからそっと冊子を手渡されました。見るとキトラ文庫さんの古書目録「莢(さや)」でした。記念すべき第20号でした。



最近、こうした個人古書店の目録を見る事がほとんどなくなってしまいました。キトラ文庫店主の安田さんのお話では、きりの良いところで目録もやめようかと思っているとの事でした。世の中全てがペーパーレスのインターネット時代の中でも、紙に印刷された活字の媒体の持つ力を信じておられると拝察しました。でも世の流れには抗しがたいと漏らされていました。



安田さんは詩人でもあられ、上の写真の「昭和ガキ伝」を2018年に出されています。それ以前にも何冊も詩集を出されています。お若い頃、新宿ゴールデン街で酒場をされていて、その時の手伝いの女の子があの山田詠美だったことは古書業界では有名な話です。



今回の古書目録の冒頭に「新聞あれこれ」というエッセーを書かれています。学生時代のサークル活動での新聞発行や、大学時代に住み込みで新聞販売店で働いていた思い出などが淡々、飄々とお人柄そのままに語られています。



そして現代の、新聞さえ読まれなくなりつつある現状を見て詩人はそのエッセーの最後に書かれています。



「ああ、紙の新聞よ、新聞のカミよ!」



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事件の真相

赤穂浪士の討ち入りの日です。ラジオからは三波春夫の歌う「俵星玄蕃」が流れてきたりしています。



野口武彦著「忠臣蔵」ちくま新書などを読むと、事実と文学や戯曲になった話とはかなり違う事が多いみたいです。特にその発端となった江戸城松の廊下の刃傷事件は、浅野内匠頭の錯乱が原因らしですね。歌舞伎などでは「鮒じや、鮒じゃ、鮒侍じゃ」などと吉良上野介が内匠頭に悪口雑言、内匠頭が耐えて耐えて耐えきれなくなって切り付けるのです。刃傷の原因は吉良の意地悪にあり、内匠頭はかわいそう、というのがお芝居の運びです。そんなことは事実ではないようです。



内匠頭は以前も朝廷の勅使を接待するご馳走役を経験していたので、この度も以前通りにやればいいだろうと思って進めていたところ、かなり年数が開いていたので、諸事、時代の変化がありそれでは通らない。そこを一国一城の主ですから無理やり通そうとして、儀式すべてを司る役目の吉良との確執が生まれたと考えられ、そのストレスから一時的な狂乱状態になったのだろうと思われるそうです。



一方的に被害者は吉良上野介というのが事実らしいです。でもこれではお芝居になりませんね。かわいそうなのは老人の吉良です。



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吉行さん

今日、4月13日は作家の吉行淳之介の誕生日です。1924年生ですからちょうど生誕100年になります。その割には出版の世界でも、これといったイヴェントもないみたいですね。少し不思議。



昔だったら生誕100年記念で大規模な全集が出たりしたものですが、この人、生前にすでにかなり完備した吉行淳之介全集が合計3度、短編全集が2度、長篇全集が1度、エンタテインメント全集が1度出版されていますから、今更という感じかもしれません。



「夕暮れ族」「すれすれ」などといった洒落た言葉をはやらせたりもしました。銀座のクラブでのマナーにかけては達人だったようで「ももひざ3年、しり8年」なんていう教訓も残しています。ホステス相手にさらっとまったく嫌味なくタッチするにはそれくらいの年季がかかるらしい。



お父さんが作家、お母さんが美容師のあぐりさん、妹二人が詩人小説家と、女優というように、才能のある人ばかりの一家でした。



本人は遊び人で紳士で対談の名人、文章の彫琢にかけては文壇随一と言われていました。今はあまり読まれていないのが残念。



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名辞典

1955年の今日5月25日、岩波書店から新村出博士の「広辞苑」初版が出版されたそうです。以来、今日の第七版まで出版され、国語辞典の代名詞と言われています。初版は確か20万語収録と言われていたと思いますが、今は25万語まで増えています。百科語も収録していますから、時代とともに語数が増えるのは仕方ありません。抹消よりも追加のほうがスピードが早いのでしょう。



この5月25日は不思議と辞典に縁がある日で、諸橋轍次博士の「大漢和辞典」全13巻の最終巻が1960年のこの日、出版されました。こちらは漢和辞典の代名詞と言われています。戦前から編纂が始まり、空襲で原稿が焼けたり、未曾有の困難を乗り越えて完結しました。出版社の大修館書店の社長、鈴木一平氏は子どもたちの進路を変えて、自分の会社に就職させてまでして事業継続に邁進したと言われています。



この辞典はあまりにも優れていたため、外国で海賊版などが出たりするほどでしたが、古書業界では修訂版の全13巻の値崩れが止まりません。あまりに人々に大切にされすぎたので供給が結果的に過剰になったのでしょう。少し残念なことです。



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買い気満々

昨日は大阪古書組合で、当番の市会でした。

当初予想より大量の出品をしていただき、2階の市場は満杯状態でした。

優品も多く、戦前のデパートの拡販パンフ等には積極的な札がたくさん入り、皆さんの前向きな買い気が伺われました。

見習わなくては。

振りの出品も多く、長時間、参加していただきありがたいことです。

この勢いを即売会に持ち込みたいです。



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2018年4月17日 | コメント/トラックバック(0) |

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