詩人として生きる

谷川俊太郎さんが亡くなられました。私の若いころは、最も身近に感じられた詩人でした。処女詩集の「二十億光年の孤独」から詩集「定義」、詩集「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」辺りまで、かなり熱心に追いかけて読んでいた記憶があります。



対談集「谷川俊太郎の33の質問」も卓抜なアイデアで、33の質問をいろんな人に投げかけてゆき、その人となりを対話のうちにくっきりと描き出す手法は素晴らしいと思いました。ことばによるロールシャッハ・テストみたいです。ただ、詩集「コカコーラ・レッスン」辺りから私もいろいろと世間的なことに煩わされる年齢になり、何となく読まないようになってしまいました。



最後まで詩人としてだけで生きとおした人として、尊敬に値すると思います。



古本 買取 泉佐野市

タグ

このページの先頭へ