派手や~

一昔前の日本文学全集です。昭和40年代の半ば頃に出ていました。全集ブームのさなかです。集英社版で、全88巻という中途半端な巻数です。集英社は世界文学全集もほぼ同時に出していましたが、こちらは全66巻。切りの良い数字にしようという気はさらさら無かったみたいですね。
この集英社版が良かった点は値段が安かったことです。定価が290円です。そして配本が2冊づつという事で、早いペースで全集がそろうというのをアピールしていました。そしてもう一つのポイントは通常のサイズよりも一回り小さいという事です。当時はそれほど感じなかったのですが、いま改めて手にすると、確かに小さい。ちょっとかわいいです。
何よりもその箱の色が強烈です。少し抑えてはいますが、真っ赤と言ってよいでしょう。本体は柿色というのでしょうか、やはり赤色系です。文学全集もいろいろと見てきましたが、この色遣いは他社にはありません。世界文学全集は何と緑色の箱、本体です。
集英社の文学全集担当者はある意味、とても斬新だったのですね。例によって倉庫をガサガサとかき回していたら出てきたので懐かしさのあまりお目にかけました。
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