羊飼いと皇帝

昨日4月6日は第1回オリンピック大会がアテネで開催された日です。1896年の事でした。フランスのクーベルタン男爵が提唱して、いろいろな困難がありましたが、13か国、285名の選手の参加で始まりました。



陸上種目は圧倒的にアメリカが強かったそうですが、マラソン競技だけは3位までをギリシャ選手が独占したとのこと。とりわけ1位になったスピロス・ルイスは羊飼いで、前日は断食までして神に祈りをささげたそうです。なにか、古代ギリシャそのままみたいな話です。



彼が先頭で競技場に走りこんできたときは、臨席していたギリシャ皇帝と皇太子が興奮してゴールまでの200メートルを伴走したとのことでした。ほほえましい事です。



オリンピックも変わってしまったものだと思います。



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