久しぶりの漫画
最近はあまり漫画を読んでないなと思っていたら、買取の中に「赤狩り」という全10巻の漫画が有ったので何気なく目を通したところ引き込まれました。第2次大戦後アメリカの上院下院両議会で燃え盛った、共産主義者及びその同調者を議会委員会に召喚してその非米活動を尋問、調査して糾弾する一連の騒動を漫画化したものです。
この騒動は最初映画界から巻き起こりましたから、漫画には当時の監督、男優、女優、脚本家などが、漫画化されているとはいえ、かなりリアルに似せて登場してその迫真力にうならされました。私はマッカーシズムという言葉のうわべだけの知識だけでこれらの事件を知っているつもりでしたが、実によく推移がとらえられていて、勉強になりました。
まだ半分くらいしか読めていませんが、おすすめです。作者は山本おさむさん。画風は谷口ジローさんを少し荒くして山田芳裕さんを混ぜ込んだみたいな感じです。わかるかなー。小学館から出ています。
映画ファン、歴史好きの方は読んでみられてはいかがでしょう。
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おすすめです
ちびまる子ちゃんのさくらももこさんは沢山のエッセーを残していらっしゃいます。時々読んではつい引き込まれて次々と読むことになります。文章力があるのです。実に簡潔。具体的。男性的な感覚です。
男性漫画家では東海林さだおさんの随筆がピカ一ですが、それと好対照です。東海林さんの文章はくねくねとして、少し気取ったところがありますが、さくらさんにはそのそぶりもありません。ただただちぎっては投げるみたいなところがあり、それが意外と余韻を残すのです。
「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」などなど文庫本でいつでも読めますから、手に取ってみてください。「もものかんづめ」中の「メルヘン翁」なとは淡々とした叙述が爆笑であるという、不思議な境地で天下一品です。
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天才漫画
ちばてつやさんはうれしいニュースでしたが、悲しいニュースもありました。楳図かずおさんが亡くなられました。こちらも私の幼いころからの大好きな漫画家さんでした。
まず「半魚人」が初めての楳図体験でした。段々と魚になってゆくお兄さんを見守る弟。人間の魚化を研究している研究者などが登場し、ストーリーは一気にお兄さんの完全な魚への変態へと進みます。半分、魚の時のお兄さんがとても恐ろしい顔になっていて、傑作です。
その後は蛇女や怖い赤ちゃん、顔をはいだりする顔テーマの諸作品を経て、「おろち」「イアラ」などで人間の隠された内面を描き「わたしは慎吾」「漂流教室」「神の左手悪魔の右手」「14歳」などの壮大な長編作品に至って、天才であることを証明しました。
「まことちゃん」も絶対に欠かせない作品です。怖い作品、ギャグ作品に共通するのは変な室内です。不思議な国籍不明の過剰な装飾のインテリアが見ものです。それと足元が不自然にぽってりとしたドレスや和服などの衣装も楽しいです。
ご冥福を祈ります。
古本 買取 箕面市
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2024年11月8日 | コメント/トラックバック(0) |
トップの人
ちばてつやさんが文化勲章を受けられました。私がもっとも古くから親しんでいる漫画家です。たしか「ママのバイオリン」が最初に読んだ作品でした。登場人物の良いお兄さんが誰かを助けるためのお金欲しさに悪い外人の手先になるのですが、結局裏切ろうとして車の中で悪い外人から背中を撃たれます。その手術の場面がとても印象に残っています。
その後は少年雑誌の「紫電改のタカ」や「ちかいの魔球」、「あしたのジョー」などに惹かれました。成人してからは長編の剣道漫画、ゴルフ漫画や相撲漫画、テニス漫画などすべて読みました。相撲の「のたり松太郎」などは一人の野放図な男が、世間と対立したり融和したりして成長するのを描いた立派な作品です。相棒の田中君が松太郎を支え、はからずも導いてゆく姿は感動的でさえあります。
読むのを強くお勧めする漫画家のトップの人です。
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