市会ヒートアップ!
昨日、第三月曜は大阪の古書組合の中で当店が所属している「二十日会」という市会(業者交換会)の開催日でした。
当会は大阪の市会の中でも指折りに出品量が多く、大阪は言うに及ばす、各地の業者さんにご来会いただいていますが、今回は前回がお盆で休会であったことと、纏まった出品があったことでいつにも増しての盛況。有り難いことです。
古典会かと見紛うばかりの多くの和本の出展に、各業者さんには、ひときわ熱心に入札いただきました。
高値で沸いたのが段ボールひと箱満杯の絵葉書。元気な四十代の業者さんとベテラン業者さんの一騎打ちになりまして、開札するにつれ双方、改め入札の応酬で、結局、ベテラン業者さんに落ちました。開札者のまわりにギャラリーが集まりすぎて、いささか開札者はやりにくそうでした。
良質の絵葉書への人気、依然健在ですね。
当店は、絵葉書やいろいろな紙物、資料なども喜んで買取させていただきます。
タグ
2011年9月20日 | コメント/トラックバック(0) |
1919年9月19日は誰の誕生日?
今日9月19日、誰かの誕生日です。
覚えやすいでしょう。私は一発で覚えました。
1919年9月19日、1と9しか出てきません。
答えは、評論家の加藤周一さんの誕生日。マチネ・ポエティックの最後の生き残りだった人。
血液学で東京大学の医学博士号をとり、世界各地の大学で教鞭をとられました。英語ドイツ語フランス語が堪能。
福永武彦、中村真一郎の三人で三秀才と揶揄され、文壇の中では異端でした。
評論文も独特の明晰な文体が、時として、砂をかむような味気なさを感じさせるために、とても重要な考えを常に発信されていたのですが、一般的な人気に少し欠けたのではなかったか。
時期が来れば読み返される人だと思います。
加藤さんの本、買取いたします。
タグ
2011年9月19日 | コメント/トラックバック(0) |
傲岸不遜なゴーガン
仕入れたゴーガンの画集の年譜を見ていて驚きました。
23歳になるまで、絵の記事が出てきません。全くの船乗りだったんですね。その年に株式仲買人になって、31歳でやめるまでにかなり儲けたらしい。
それから保険代理店に勤めたり、防水布の販売代理店をしたり、妻と別居して次男と住んでビラ貼りで糊口をしのいだり、ゴッホと2カ月間アルルで有名な同居生活をして、ゴッホが耳を切ったりと、めまぐるしい生き方。
結局、1903年、マルキーズ諸島の或る島で、憲兵に対する名誉棄損罪で係争中に55歳で亡くなっています。
何ともドラマチックですが、彼にしたら誠実な生き方だったに違いないでしょう。
古本屋さんも人生転変派が多いですが、それはまた別の機会に。
タグ
2011年9月18日 | コメント/トラックバック(0) |
第11回「四天王寺秋の大古本祭」ご案内
大阪の読書の秋の一大イヴェント「四天王寺秋の大古本祭」がいよいよ来月に迫りました。
会期 平成23年10月6日(木)~10月11日(火)
午前10時~午後5時頃まで営業(最終日は午後4時まで)
広い境内一杯に大阪、京都、兵庫、奈良の古書店が多数参加します。
チャリティー100均コーナー、児童書コーナーもいつも通り、満載でご用意しております。
お荷物の発送も承っております。
今回のテーマは「哲学の秋」 萌えますね。哲学、思想関係の充実ぶりが期待大です。
10月7日からは第14回「天神さんの古本まつり」も始まります。地下鉄で結んで、はしご即売会を楽しんでいただければと思います。
タグ
2011年9月17日 | コメント/トラックバック(0) |
「建築書買取します」が化けると!
どれだけの方がご覧になっているかわかりません。うっかりしていると、とんでもない文章を書いたり、アップしそうになります。
「建築書買取します」を打とうとして「こん畜生買取します」になったり
「ご冥福、お祈りいたします」が「ご冥福、相乗りいたします」と化けたり。
こん畜生は要らないし、ご冥福も、もう少し待ってほしい。
でも、こんな何でもない間抜けた瞬間が、パソコン入力で凝った肩の力をゆるめてくれます。
これは打ち間違いでも何でもないのですが、私の作った語呂合わせ。
「郷土資料館で、今日どうしょうかしらん?」
タグ
2011年9月16日 | コメント/トラックバック(0) |