地図とは

部屋の隅にめったに触らない大型本が立て掛けてあります。現代では売れる可能性が極めて低い本たちです。中でも大きい本は地図帳でしょう。



パソコンやケータイで地図や順路が簡単に呼び出せるナビ時代になって、地図帳の役割がガクッと減ったのは仕方のないことです。でも一昔前は地図帳の最新版はなかなか人気があったものです。世界地図帳なんて、大型だと詳しい都市図やかなり細かい地名まで載っていて、時間つぶしにはもってこいのアイテムでした。印刷も美しくグラデーションがされていて、平地の緑と山岳地帯の茶色がなかなかリアルでした。



子供の頃は遊びで地図上の地名探しをよくしたものです。できるだけややこしい地形のところの、本の綴じ目に近いところの、できるだけ短めの地名を問題に出しあったのを覚えています。



古本屋は買取に行くのに道路地図帳のお世話になっていました。車には1冊必ず積んでいたものです。今から考えると、それを頼りに初めての所でもどこへでも行き、大して迷いもせず、到着時間も結構予測できていました。



今は、距離感を始めとして、地図感覚も衰えて確実に方向音痴になっていますね。ナビがなくては自信がありません。



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2022年2月5日 | コメント/トラックバック(0) |

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