嫌な夢、第2弾

夢の話をもう一つ。いつも見るとても悪夢。



夢の中で私は会社員です。事実は信用金庫に勤めてましたから夢の中でも信用金庫職員です。近くに商店街や公営の団地なんかが立て込んでいますから、事実とあまり違いはありません。そこで外交係をしています。これも事実でした。



夢では、私はいつも知らない間に店内の自分の席についていて、そろそろ外交に出ないといけないのに昨日の日報が書けてないのです。昨日はどこそこを回って集金何件、勧誘何件、見込み、融資案件なんかを書いて毎朝支店長に提出しないといけないのですが、ここ何日か、何週間か、全く出していません。



それでも何とも言われないのがかえって不思議で怖いです。もちろん私は毎日苦しんで出していましたから、夢の中のこの呑気さは心地よい感じです。まあ、何となく店を出て自転車に乗って自分のテリトリーへ走るのですが、その日にお客さんを回って集金する積金の集金カードなども持っていません。ここ何日か、何週間かは、集金などもほっとらかしです。



何となく自分の担当地区に近づきがたい気がして、くるくる回って時間を潰してお昼前に支店に戻ります。裏の通用口から入って暗い廊下を抜けて営業場に出るとお客さんもかなり来ています。営業で帰っているのは私一人。自分の席で、今日こそ「集金に来ない」と言ってお客さんが苦情を言いに来るだろうかとヒヤヒヤしています。店頭のテラーの女の子に渡す集金もありませんから暇です。そんな感じで時間だけがすぎる。



怖いでしょう。この夢の怖いところは、私が自分として登場しているのに、周りの人間には私がいないみたいな雰囲気だからです。誰も何も言いに来ない。ちょっとカフカっぽいかも。



この夢も何回も見るのです。



ああ、嫌な夢です。



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